月次概況(2025年7月)

Monthly Overview

2026年2月期

2025年

総括

当月のアパレル市況は、ラグジュアリーブランドを始めとする高額商品市場が、インバウンド需要急減の影響が大きく引き続き大苦戦となりました。一般アパレル市場においても、恒常的な物価上昇や内外の政治経済情勢の先行き不透明感の高まりもあって、消費者の消費マインドが冷え込んでおり、特に百貨店中心に中高級品市場の低迷が続いています。

当社においても、主販路である百貨店の不振の影響が非常に大きく、プロパー販売は当月も厳しい進捗となりました。一方で、EC・通販、アウトレットにおけるセール売上は前年を大きく超える進捗となりました。しかしながら、プロパー販売の落ち込みをカバーするに至らず、前年を僅かに下回る結果となりました。

以上の結果、7月単月の百貨店・直営店・アウトレット等リアル店舗の合計では前年比95%となり、EC・通販は前年比118%と前年超えも、全社売上高は前年比99%となりました。

店頭販売額前年比

  3月 4月 5月 6月 7月 8月 上期
全社 96% 94% 97% 94% 99%    

ブランド別

MACKINTOSH LONDON 97% 96% 94% 98% 104%    
MACKINTOSH PHILOSOPHY 97% 94% 102% 96% 106%    
Paul Stuart 98% 98% 102% 96% 97%    
EPOCA 95% 97% 98% 97% 99%    
婦人服*1 93% 92% 94% 92% 94%    
コーポレート*2 97% 116% 114% 90% 111%    
LOVELESS 77% 108% 98% 92% 105%    

販路別

百貨店 92% 89% 92% 90% 91%    
直営店 85% 96% 98% 95% 95%    
EC・通販 105% 112% 114% 108% 118%    
アウトレット 114% 103% 109% 108% 120%    
  • 婦人服はAMACA、EVEX by KRIZIA、TO BE CHIC、TRANS WORKの合計値です。
  • コーポレートはSANYOCOAT、S.ESSENTIALS、三陽山長、ECOALFの合計値です。

実店舗数

  2024/2末 2024/8末 2025/2末
  店舗数 前年同月比 店舗数 前年同月比 店舗数 前年同月比
百貨店 731 -7 702 -24 706 -25
直営店 42 2 41 1 37 -5
アウトレット 34 3 36 1 40 6
総計 807 -2 779 -22 783 -24
  • 百貨店の場合は売場数。直営店には賃貸借契約の百貨店及びマルイ等を含む。