月次概況(2018年5月)

Monthly Overview

2018年12月期

商況

5月における当社既存事業の店頭販売額は前年比92%、全社店頭販売額においては既に終了したブランドの影響により前年比90%で推移しました。

5月はゴールデンウィーク以降に盛り上がる盛夏商材の販売が月前半の気温の低下によって低迷し、全体として最もボリュームのある「カットソー」アイテムが既存事業におけるECを含む店頭販売額で前年比88%と大きく前年を下回りました。「カットソー」に次いでこの時期売上規模が大きい「シャツ・ブラウス」アイテムについては、4月に引続き、婦人服でブラウスがトレンドアイテムになっていることが牽引し、紳士服を合わせた当社既存事業の店頭販売額で前年比104%と前年実績を超えましたが「カットソー」の落込みをカバーするまでには至りませんでした。
その他のアイテムは全般的に前年を下回りましたが、「スカート」については春物から続いている人気を持続し、同109%と好調に推移しました。

EC・通販においては4月からスタートしたウェブマガジン「SANYO Style MAGAZINE」や当社の設立75周年に関連したプロモーションの効果もあり前年比114%と伸長しました。

気候

5月の気候は全国的に気温が高く、東日本ではかなり高くなりました。北・東・西日本では低気圧や前線の通過時に、南から湿った空気が流れ込んで雨となり、大雨となった所もあったため降水量は多く、特に北日本日本海側ではかなり多くなりました。(一部気象庁発表より抜粋)

店頭販売額前年比

  1月 2月 3月 4月 5月 6月
全社 83% 88% 94% 89% 90%  
既存事業 89% 91% 97% 92% 92%  
紳士服事業(既存) 93% 92% 101% 95% 94%  
婦人服事業(既存) 87% 91% 95% 89% 90%  
マッキントッシュ事業 85% 87% 102% 92% 101%  
ポール・スチュアート事業(既存) 89% 98% 105% 96% 91%  
エポカ事業 96% 96% 103% 102% 95%  
アマカ事業 86% 86% 86% 88% 81%  
エヴェックス事業 87% 93% 96% 90% 91%  
トゥー ビー シック事業 81% 81% 80% 77% 78%  
ラブレス事業 89% 83% 78% 78% 79%  
基幹7事業合計 87% 90% 98% 92% 93%  
EC・通販 103% 98% 86% 97% 114%  
  • 既存事業:展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業

商品動向

紳士服

紳士服においては、ゴールデンウィーク明けから気温の低下と多雨の影響により、売上が安定しない傾向が続きECを含む店頭販売額の前年比は94%となりました。その中でも、クールビズなどの需要により羽織りアイテムとして「ジャケット」が同102%、セットアップとして着用できるジャケットと同素材のタイプやきれい目でビジネスにもカジュアルにも対応できるタイプの「スラックス」が同101%と堅調な動きをみせました。

この時期ニーズが高まる「ジャケット」アイテムにおいては、通気性の高い素材『クールドッツ』を採用したセットアップスーツや、麻素材特有の清涼感のあるタイプ、軽くてシワになりにくい・ウォッシャブル・はっ水性・吸水速乾性といった夏に最適な機能を備えたタイプが引き続き人気となっています。夏のインナーとしても1枚でもサマになるアイテムの「カットソー」については、店頭販売額が前年に届かなかったものの比較的健闘。

クールビズに対応するビズポロを始め、無地でありながら表面感のある素材を使用したタイプ、染めのテクニックで奥行きのある色合いに仕上げたデザイン、鮮やかなグラデーション柄が目をひくタイプの動きが目立ちました。雑貨においては、レディスで大人気の「チェルシー」シリーズから待望のメンズコレクションが登場した「マッキントッシュ フィロソフィー」のナイロントートバッグが人気を見せるなど「バッグ」アイテムがECを含む店頭販売額の前年比で114%となりました。

婦人服

婦人服においては、「ワンピース」「カットソー」「ニット」アイテムの不調により、既存事業におけるECを含む店頭販売額の前年比は90%となりました。そうした中でも市場と同様に丈が長めのフレアスカートにシャツやブラウスを合せるスタイリングが4月に続き人気となり「シャツ・ブラウス」アイテムにおいては店頭販売額で前年比119%、「スカート」アイテムは同109%でした。
「シャツ・ブラウス」は、グリーンやピンクの色物、花柄やギンガムチェックなどの柄物の動きがよくなってきたことが特徴です。襟を抜いて着こなすシャツタイプの商品も4月に続き人気となりました。ブラウスとスカートのセットで着用するとワンピースの様に着こなせ、きちんとしたスタイリングのできる汎用性のあるタイプが人気となったブランドもありました。

「スカート」アイテムにおいては、膝下のミディ丈、フレアシルエット、鮮やかなカラースカートの動きが良くスカート人気が続いています。働く女性の夏のジャケット需要が高まる中でも、全体的には気温の高さによって、羽織りアイテムのニーズがジャケットから薄手のカーディガンに早い時期に以降したことも、今年の特徴的な動きと言えます。
「バッグ・ポーチ」アイテムは前年比114%。市場の動きと同様に、ミニショルダータイプや季節感のあるカゴバッグが良い動きを見せています。

5月プロパー販売好調商品

ブランド

マッキントッシュ フィロソフィー

商品名

【EASY DRESSING】 カラミ織りライトウェイトジャケット&トラウザーズ

素材

ポリエステル70%、綿30%

色展開

グレー、ネイビー、ブラウン

サイズ

ジャケット 36、38、40、42 (レギュラー) / トラウザーズ 36、38、40、42

価格

ジャケット 本体価格¥30,000+税 / トラウザーズ 本体価格¥16,000+税

商品特長

カジュアルな雰囲気が特徴のシングル2つボタンのパッチポケットデザイン。背裏や袖裏の無い1枚仕立ての軽量サマーモデルです。胸ポケットや左右に内ポケットを付けることで、収納力も備えたオンオフ兼用ジャケット。コンパクトに収納可能で持ち運びにも便利です。通気性とストレッチ性が特徴の綿ポリエステルのカラミ織り素材を使用し、ウォッシャブル、吸水速乾性など夏場に嬉しい機能を備えたジャケットです。同素材のトラウザーズも展開しているため、セットアップでも着用できます。当ジャケットは、5月の売上ベスト1位の人気商品です。

 

ブランド

マッキントッシュ ロンドン

商品名

リーフプリントブラウス

素材

ポリエステル100%

色展開

グリーン、ブラック

サイズ

38、40

価格

本体価格 ¥26,000+税

商品特長

【素材】プリントの下地は収縮率の異なる糸使いによる、快適なストレッチ性とナチュラルなスラブ調の表情が特徴の薄手ジャージ素材です。さわやかな単色リーフ柄プリントが特徴です。【デザイン】綺麗に落ちる襟ぐりのタックディテールがデザインポイントのプルオーバーブラウス。同素材の膝下丈のギャザースカートとお召しいただくとワンピースの様な着こなしができる汎用性のある商品です。キャミソール付。ウォッシャブル。同ブランドのブラウスで5月度売上ベスト1位の商品です。(スカートとのセットでの購入が6割です。マッキントッシュ ロンドンではこの他でもセットで着用できるタイプを提案しておりいずれもセットで人気となっています。)2018年4月 店頭販売概況