月次概況(2025年6月)

Monthly Overview

2026年2月期

2025年

総括

当月のアパレル市況は、これまで市場を牽引してきたラグジュアリーブランドが、インバウンド需要の急減速もあって一転して苦戦を強いられています。一般アパレル市場においても、恒常的な物価上昇や内外の政治経済情勢の先行き不透明感の高まりにより、消費者の消費マインドが急速に低下しており、百貨店売上が5か月連続で前年割れになることが推測される等、市場全体の低迷が続いています。

当社においても、主販路である百貨店の不振の影響が大きく、春夏物のプロパー販売が前年比9掛けの極めて厳しい進捗となりました。一方で、EC・通販、アウトレットにおけるセール販売は順調で、前年を上回る推移となりました。

以上の結果、6月単月の百貨店・直営店・アウトレット等リアル店舗の合計では前年比93%となり、EC・通販は前年比108%と前年超えも、全社売上高は前年比94%となりました。

店頭販売額前年比

  3月 4月 5月 6月 7月 8月 上期
全社 96% 94% 97% 94%      

ブランド別

MACKINTOSH LONDON 97% 96% 94% 98%      
MACKINTOSH PHILOSOPHY 97% 94% 102% 96%      
Paul Stuart 98% 98% 102% 96%      
EPOCA 95% 97% 98% 97%      
婦人服*1 93% 92% 94% 92%      
コーポレート*2 97% 116% 114% 90%      
LOVELESS 77% 108% 98% 92%      

販路別

百貨店 92% 89% 92% 90%      
直営店 85% 96% 98% 95%      
EC・通販 105% 112% 114% 108%      
アウトレット 114% 103% 109% 108%      
  • 婦人服はAMACA、EVEX by KRIZIA、TO BE CHIC、TRANS WORKの合計値です。
  • コーポレートはSANYOCOAT、S.ESSENTIALS、三陽山長、ECOALFの合計値です。

実店舗数

  2024/2末 2024/8末 2025/2末
  店舗数 前年同月比 店舗数 前年同月比 店舗数 前年同月比
百貨店 731 -7 702 -24 706 -25
直営店 42 2 41 1 37 -5
アウトレット 34 3 36 1 40 6
総計 807 -2 779 -22 783 -24
  • 百貨店の場合は売場数。直営店には賃貸借契約の百貨店及びマルイ等を含む。