総括

当月のアパレル市況は、ラグジュアリーブランドは、引き続き旺盛なインバウンド需要に支えられ好調を維持した一方で、一般アパレル市場は、９月から続く記録的な高気温の影響で秋冬物の本格稼働が遅れており、全般に低調な推移となりました。

当社においても、月を通じて高気温の影響を受け、シャツ・ブラウス等の軽衣料は前年を上回る基調で稼働したものの、コート・アウター等の高単価の重衣料や防寒アイテムは前年の６-７割程度の稼働に留まっており苦戦を強いられました。月最終盤の気温の低下とともにこうした重衣料も漸く消化が進み出しておりますが、本格稼働は例年に比し約一か月後ろ倒しになっている状況です。

以上の結果、10月単月の百貨店・直営店・アウトレット等リアル店舗の合計では前年比90％、EC・通販は前年比101％、全社売上高は前年比91％となりました。

店頭販売額前年比

• 婦人服はAMACA、EVEX by KRIZIA、TO BE CHIC、TRANS WORKの合計値です。
• コーポレートはSANYOCOAT、S.ESSENTIALS、三陽山長、ECOALFの合計値です。

実店舗数

• 百貨店の場合は売場数。直営店には賃貸借契約の百貨店及びマルイ等を含む。