月次概況(2024年5月)

Monthly Overview

2025年2月期

総括

当月のアパレル市況は、円安基調定着に伴うインバウンド需要の押し上げ効果もあり、ラグジュアリーブランドを中心に堅調な推移が続きましたが、一般アパレル市況は昨年のコロナ禍明けのリベンジ消費の反動もあり、引き続き盛り上がりを欠く推移となりました。

当社においても、リアル店舗とEC連動によるブランドフェア等の集客策を実施したことや、気温上昇に併せて盛夏対応の軽量ジャケット、機能性を備えたシャツ・ブラウス等、夏物提案商材の稼働が本格化したことにより、プロパー販売はリベンジ消費で盛り上がった前年並みの推移となりました。一方でアウトレットやEC等を通じたセール販売は、繰越在庫の大幅減少に伴い大幅減となり、プロパー販売比率は84%と高水準を維持したものの、トータルでは前年割れという前月と同じ基調の推移となりました。

以上の結果、5月単月の百貨店・直営店等プロパー店舗の合計では前年比100%、アウトレット及びEC・通販は前年比93%、全社売上高は前年比98%となりました。

店頭販売額前年比

  3月 4月 5月 6月 7月 8月 上期
全社 96% 98% 98%        

ブランド別

MACKINTOSH LONDON 108% 103% 102%        
MACKINTOSH PHILOSOPHY 103% 104% 102%        
Paul Stuart 98% 95% 99%        
EPOCA 93% 91% 96%        
婦人服*1 90% 98% 95%        
コーポレート*2 107% 97% 96%        
LOVELESS 53% 56% 62%        

販路別

百貨店 95% 102% 101%        
直営店 100% 94% 97%        
EC・通販 90% 90% 90%        
アウトレット 106% 96% 96%        
  • 婦人服はAMACA、EVEX by KRIZIA、TO BE CHIC、TRANS WORKの合計値です。
  • コーポレートはSANYOCOAT、S.ESSENTIALS、三陽山長、ECOALFの合計値です。

実店舗数

  2023/2末 2023/8末 2024/2末
  店舗数 前年同月比 店舗数 前年同月比 店舗数 前年同月比
百貨店 738 -59 726 -54 731 -7
直営店 40 1 40 2 42 2
アウトレット 31 -2 35 2 34 3
総計 809 -60 801 -50 807 -2
  • 百貨店の場合は売場数。直営店には賃貸借契約の百貨店及びマルイ等を含む。