月次概況(2023年10月)

Monthly Overview

2024年2月期

総括

当月のアパレル市況は、記録的な猛暑であった9月から引き続き気温が平年より高めに推移していることもあって、秋冬商戦の進捗が例年に比しやや遅れ気味ではありますが、新型コロナウイルス感染症沈静化後の市場回復や旺盛なインバウンド需要に支えられて、概ね堅調に推移しました。

当社においては、8・9月の猛暑で停滞していた秋冬商品が漸く始動してほぼ想定通りの推移となりましたが、前年同月比については、前年9月後半に新型コロナウィルス感染症関連の規制が全面解除されたことによるリバウンド需要の盛り上がりと気温の低下が重なり、コート・アウター中心に売上が大きく伸長した経緯があり、本年はその反動で、リアル店舗、ECともに前年を下回る結果となりました。

アイテム別では売上構成比の大きいジャケット・ワンピース等は好調に稼働しましたが、高気温の影響もあってコート・ダウン等重衣料の動きは鈍く、本格稼働は後ろ倒し傾向となっています。

以上の結果、10月単月の百貨店・直営店・アウトレット等リアル店舗の合計では前年比96%、EC・通販は前年比88%、全社売上高は前年比95%という結果になりました。

店頭販売額前年比

  9月 10月 11月 12月 1月 2月 下期
全社 96% 95%          

ブランド別

MACKINTOSH LONDON 99% 96%          
MACKINTOSH PHILOSOPHY 95% 98%          
Paul Stuart 92% 93%          
EPOCA 87% 89%          
婦人服*1 91% 91%          
コーポレート*2 105% 106%          
LOVELESS 81% 67%          

販路別

百貨店 97% 96%          
直営店 109% 98%          
EC・通販 76% 88%          
アウトレット 111% 100%          
  • 婦人服はAMACA、EVEX by KRIZIA、TO BE CHIC、TRANS WORKの合計値です。
  • コーポレートはSANYOCOAT、S.ESSENTIALS、三陽山長、ECOALFの合計値です。