月次概況(2018年12月)

Monthly Overview

2018年12月期

商況

12月の当社事業におけるECを含む店頭販売額は、全社・既存事業ともに前年比95%で推移しました。
月初では引続き全国的に過去30年の平年値よりも暖かかったこともあり、コートアイテムが苦戦しました。中旬以降は最低気温が0℃を下回るようになりましたが、売上構成比が高いコート等の防寒アイテムの苦戦が店頭販売に影響しました。EC販路については自社・外部サイトともに好調で前年比105%となりました。

気候

12月の気候は、寒気の南下が弱く暖かい空気に覆われる日が多かったため、沖縄をはじめ、東・西日本でも気温が高くなりました。気象の谷の影響を受けやすかったため、北日本の日本海側と東日本の太平洋側および西日本は日照時間がかなり少なくなりました。
月末は北・東日本の日本海側を中心に暴風雪や大雪となりました、強い冬型の気圧配置となって強い寒気が流れ込んだため、27~30日は北・東日本の日本海側を中心に暴風雪や大雪となった所がありました。(一部気象庁発表より抜粋)

店頭販売額前年比

  7月 8月 9月 10月 11月 12月
全社 90% 97% 95% 95% 93% 95%
既存事業 92% 98% 95% 95% 93% 95%
紳士服事業 (既存) 95% 101% 98% 94% 94% 99%
婦人服事業 (既存) 91% 96% 93% 95% 93% 91%
マッキントッシュ事業 89% 100% 101% 95% 93% 101%
ポール・スチュアート事業 86% 95% 95% 98% 96% 98%
エポカ事業 96% 106% 93% 100% 101% 103%
アマカ事業 86% 100% 96% 110% 102% 96%
エヴェックス事業 90% 101% 90% 100% 96% 96%
トゥー ビー シック事業 84% 86% 86% 90% 93% 90%
ラブレス事業 84% 77% 104% 87% 92% 95%
基幹7事業合計 89% 97% 96% 97% 95% 99%
EC・通販 110% 124% 98% 100% 122% 105%
  • 既存事業:展開終了ブランド・新規ブランドを除く前年対比が可能な事業

商品動向

紳士服

紳士服においては、気温の低下に伴い12月中旬頃からようやく「非ウールコート」「ウールコート」「ブルゾン・アウター」の防寒衣料が稼働し、「非ウールコート」はECを含む店頭販売額で前年比109%、「ウールコート」は同103%、「ブルゾン・アウター」は同100%となりました。「スーツ」「ドレスシャツ」のビジネスアイテムが苦戦する中、この時期大きな販売シェアを占める防寒衣料の稼働が売上全体を牽引し前年をキープする結果となりました。「マッキントッシュ ロンドン」では透湿防風機能を備えたロロ・ピアーナ社のグリーンストームシステムという機能性素材のショート丈(90センチ)ウールコートが好調。

ブランドの定番デザインでありオンオフ兼用できるスタンダードなデザインが新規のお客様にも好評です。「マッキントッシュ フィロソフィー」では前年店舗限定で展開していたウール素材のコートをカシミヤ混にし、ステンカラー、チェスターの2型で全国展開に拡大。ブランドのコートの中では¥80,000(本体価格)と高額ながら12月の売上数量もトップとなりました。「エポカ ウォモ」では前年好評だったロングダウンの生産数を前年比160%に増やし、2色から3色展開に拡大。軽量のダウンパックを用い、光沢感のある素材感で、すっきりとしたデザインながら防寒性もあり今年も好調に稼働しています。

婦人服

婦人服においては、この時期大きな販売シェアを占める「非ウールコート」の売上が前年を割ったことが大きく影響し、ECを含む店頭販売額で前年比91%となりました。防寒衣料が苦戦する中、前年に対して最も売上を伸ばしたアイテムは「スカート」で同110%、次いで「ジャケット」が同104%。前年の売上を維持したアイテムは「ブルゾン」「ニット」「パンツ」という結果でした。防寒衣料に代わり「ジャケット」「ブルゾン」アイテムが健闘しています。

売上が前年を上回った「ポール・スチュアート」においては、11月に続きウールコート、ジャケット、ドレスアイテムが牽引。ジャケットではビジネスシーンでの会食等が多い年末年始に向けて、ツイード素材・ノーカラーの華やかなタイプをはじめ、エグゼクティブキャリア予備軍に向けて上代¥39,000(本体価格)で提案した機能性と着心地に優れたVカラーのストレッチジャケットが根強く良く動きました。ドレスにおいてはスクエアドットプリントのシンプルできちんと見えるデザインのワンピースが人気となりました。

次いで健闘したブランド「エポカ」においては、「ウールコート」が同170%と善戦。ジャケットの上に羽織ることができつつ、エレガントなデザインのロングコートが稼働。他ではニットとスカートが牽引し、ニットとスカートでセットアップとして着用できるタイプも人気となりました。また、年末年始の華やかなシーンに対応できるラメや立体感のある糸を織り交ぜたファンシーツイード素材のドレス、ジャケット、スカートがともに良く動きました。

12月プロパー販売好調商品

エポカ ウォモ(紳士)

ブランド

エポカ ウォモ(紳士)

商品名

フーディロングダウン

素材

表地 本体 ポリエステル100% レザー部分 牛革 裏地中わた 本体 ダウン95% フェザー5% 裏地 ポリエステル

色展開

グレー、ネイビー、カーキ

サイズ

44、46、48、50

価格

本体価格 ¥76,000+税

商品特長

ハンガリー産ホワイトグースのダウンを使用、表地は異型異収縮混繊糸と言う糸を使用した素材を採用し、シルクの様な上品な光沢感が特徴。軽量の表地と超軽量のダウンパックによるダウンコート。エポカウォモの定番アイテムとして毎シーズン展開しているロングダウンコートであり、軽さと防寒性を追求して作った逸品。

 

ブランド

エポカ

商品名

ベルナデッタ(ダブルブレストロングコート

素材

表地 毛98% 綿2%

色展開

ブラック、グレー

サイズ

38、40、42、44、46

価格

本体価格 ¥120,000+税

商品特長

ビジネスでもお出かけでも様々なシーンで着用できる汎用性のあるコート。バストから裾への分量感に変化をつけることで、ストレートなシルエットながらエレガントに見えるライン。ラグラン仕様なのでジャケットの上からでも着用できます。襟を閉じるとステンカラーにもなるデザインです。素材は上質な糸を使用した二重織の素材。柔らかさの出るビーバー加工を施しています。超極細番手の紡毛を使用しているので、繊細で滑らかな肌触りです。同ブランドのコートの中で12月度売上着数ベスト1位の商品。