総括

当月のアパレル市況は、猛暑が続く中で全般に秋冬物の本格稼働は遅れておりますが、引き続き旺盛なインバウンド需要に支えられ、ラグジュアリーブランド中心に堅調な推移が続いています。

当社においても、月前半は猛暑の影響による秋冬物の初動遅れにより苦戦を強いられましたが、月終盤になって猛暑が一段落したこともあって漸く秋物が稼働、又ブランドフェアやリアル店舗での経済販促施策効果もあり、前年を上回る基調となりました。しかしながら月トータルでは、前半の苦戦をカバーするに至らず、前年を僅かに下回る結果となりました。

アイテム別ではジャケット・ブルゾン等の軽めのアウターは比較的好調に稼働しましたが、スーツやコートを始めとする重衣料の動きは鈍く、秋冬物の本格稼働は後ろ倒し傾向となっています。
以上の結果、９月単月の百貨店・直営店・アウトレット等リアル店舗の合計では前年比98%、EC・通販は前年比101％、全社売上高は前年比98％となりました。

店頭販売額前年比

• 婦人服はAMACA、EVEX by KRIZIA、TO BE CHIC、TRANS WORKの合計値です。
• コーポレートはSANYOCOAT、S.ESSENTIALS、三陽山長、ECOALFの合計値です。

実店舗数

• 百貨店の場合は売場数。直営店には賃貸借契約の百貨店及びマルイ等を含む。