月次概況(2025年5月)
Monthly Overview
2026年2月期
総括
当月のアパレル市況は、円高の進行や価格調整の浸透によりインバウンド需要が大幅に減少し、ラグジュアリーブランドをはじめとする高額商品が苦戦しました。一般アパレル市況においても、物価上昇や政治経済情勢の先行き不透明感の高まりによる消費者の消費マインド減退を受け、百貨店売上が3か月連続で前年割れになる等、市場全体の停滞状況が続いています。
当社においても、プロパー販売については、主販路である百貨店の集客が落ち込んでいることや、上旬と下旬に低気温の日が続いたことでカットソーやシャツ等の軽衣料の本格稼働が遅れていることもあって、非常に厳しい進捗となりました。一方で、EC・通販、アウトレットにおけるセール販売は順調で前年を上回る推移となりました。
以上の結果、5月単月の百貨店・直営店・アウトレット等リアル店舗の合計では前年比94%となり、EC・通販は前年比114%と前年超えも、全社売上高は前年比97%となりました。
店頭販売額前年比
3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 上期 | |
全社 | 96% | 94% | 97% | ||||
ブランド別 |
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MACKINTOSH LONDON | 97% | 96% | 94% | ||||
MACKINTOSH PHILOSOPHY | 97% | 94% | 102% | ||||
Paul Stuart | 98% | 98% | 102% | ||||
EPOCA | 95% | 97% | 98% | ||||
婦人服*1 | 93% | 92% | 94% | ||||
コーポレート*2 | 97% | 116% | 114% | ||||
LOVELESS | 77% | 108% | 98% | ||||
販路別 |
|||||||
百貨店 | 92% | 89% | 92% | ||||
直営店 | 85% | 96% | 98% | ||||
EC・通販 | 105% | 112% | 114% | ||||
アウトレット | 114% | 103% | 109% |
- 婦人服はAMACA、EVEX by KRIZIA、TO BE CHIC、TRANS WORKの合計値です。
- コーポレートはSANYOCOAT、S.ESSENTIALS、三陽山長、ECOALFの合計値です。
実店舗数
2024/2末 | 2024/8末 | 2025/2末 | ||||
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店舗数 | 前年同月比 | 店舗数 | 前年同月比 | 店舗数 | 前年同月比 | |
百貨店 | 731 | -7 | 702 | -24 | 706 | -25 |
直営店 | 42 | 2 | 41 | 1 | 37 | -5 |
アウトレット | 34 | 3 | 36 | 1 | 40 | 6 |
総計 | 807 | -2 | 779 | -22 | 783 | -24 |
- 百貨店の場合は売場数。直営店には賃貸借契約の百貨店及びマルイ等を含む。