2017年12月 店頭販売概況
2017年12月 気候と商況
12月の気候は、全国的に気温が低く、北海道・東北地方の日本海側では大雪になる時期がありました。北日本では日照時間がかなり少なくなりましたが、東日本太平洋側では平年よりも多く、晴れた日が続きました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、円安・株高を背景として、これまでと同様に訪日外国人や富裕層による高額品の販売が好調に推移し、売上高速報値(既存店ベース)では大手百貨店5社の内、3社が増収となりました。しかし、11月に気温の低下によって冬物商材が売上を伸ばした衣料品は、中間層の節約志向が強まる中で、12月は低調に推移した店舗もあり明暗が分かれました。
そのような市況の中、当社においては、「ブルゾン・アウター」が既存事業における店頭販売額で前年比117%、「ウールコート」が同104%と伸ばし、「手袋」や「マフラー」などの防寒アイテムも好調に推移しました。その一方で、売上規模の大きな「ニット」をはじめ、その他の多くのアイテムが前年実績を割り込み、当社既存事業における店頭販売額は前年比99%となり、全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比92%で推移しました。
12 月・下期・年間 店頭販売実績(前年比)
10月 | 11月 | 12月 | 下期計 | 年間計 | |
---|---|---|---|---|---|
全社 | 91% | 94% | 92% | 91% | 91% |
既存事業※ | 98% | 100% | 99% | 97% | 99% |
紳士服事業(既存) | 98% | 99% | 97% | 97% | 97% |
婦人服事業(既存) | 98% | 101% | 102% | 98% | 100% |
マッキントッシュ事業 | 99% | 102% | 103% | 100% | 105% |
ポール・スチュアート事業(既存) | 97% | 99% | 98% | 94% | 93% |
エポカ事業 | 107% | 105% | 110% | 103% | 98% |
アマカ事業 | 84% | 98% | 98% | 85% | 87% |
エヴェックス事業 | 97% | 104% | 105% | 98% | 95% |
トゥー ビー シック事業 | 89% | 98% | 96% | 84% | 89% |
ラブレス事業 | 106% | 102% | 92% | 100% | 104% |
基幹7事業合計 | 98% | 102% | 102% | 97% | 99% |
EC・通販 | 115% | 92% | 115% | 112% | 120% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年12月 商品動向
<紳士服>
紳士服においては、10月から好調を維持している防寒アイテムの売上シェアが引き続き高く、「ウールコート」が既存事業における店頭販売額で前年比112%、「ブルゾン・アウター」が同110%となりました。人気のデザインは、定番として人気が続くシンプルなステンカラーやバルカラータイプ、透湿・防水など機能を備えたもの、京鴨を使用した軽くて暖かいダウンアイテムや高価格であっても上品さがありビジネスでもカジュアルでも着用可能、ライナーを取り外せば春まで長く着用できる汎用性の高いタイプが好評となっています。また、「ジャケット」が店頭販売額で前年比104%、「パンツ」が同106%と堅調。ポリエステル素材でありながらウールの表情を持つタイプや3シーズン着用可能で長く着用できるものがセットアップで好調に稼働しています。この時期にギフトとしても需要が高い「ニット」は前年に届きませんでしたが、「マフラー・ストール」が店頭販売額で前年比112%と防寒アイテムとのコーディネートやギフトとしても動きがみられました。ピンクやオレンジ、ブルーなどメランジ系の明るいカラーのニットや1枚で2色のカラーが楽しめるリバーシブルのマフラーが顕著に動いたことが特徴として挙げられます。
<婦人服>
婦人服においては、この時期大きなシェアをしめる「コート」アイテムが既存事業における店頭販売額で前年比101%、コートに次いでシェアの高い「ニット」は同100%で昨年を維持しました。「ドレス」「ジャケット」は前年に及ばなかったものの、ボトムの「スカート」が113%、「パンツ」が112%と共に堅調に推移したことから、既存事業における婦人服店頭販売額の前年比は102%となりました。「コート」の中でも「ダウンコート」では、防寒性の高いロングダウンコートを筆頭に、ボリュームのあるボトムにも合わせやすいショート丈や従来よりもダウンの分量を少量に抑え控えた細身に見えるタイプ、春先にも着用できるようなライトグレーなどの明るめの色が人気となりました。「スカート」アイテムについては、ミディ丈、裾に変化のあるヘムライン、フレアシルエットの要素をもつタイプが人気となったほか、華やかなシーンが増える年末年始に向けてレースをあしらったものや、トップスとセットで着るとワンピースの様な着こなしができる、よりエレガントなタイプがよく稼働しました。

ブランド: | エポカ ウォモ |
---|---|
商品名: | ダブルフェイスメルトンバルカラーコート |
素材: | 毛76%、ナイロン23%、ポリエステル1% |
色展開: | グレー、ネイビー |
サイズ: | 44、46、48、50 |
価格: | 本体価格 ¥76,000+税 |
商品特長: | 国内の厳選素材を使用したバルカラーコートです。日本で紡績した糸に、ナイロンを巻いて杢糸を作り、表は杢、裏は無地の二重織にしています。素材本来の温かみと上質感を最大限に表現したシンプルなコートです。 |

ブランド: | エポカ |
---|---|
商品名: | ピーチタフタ ライトダウンコート |
素材: | 表地 ナイロン60% ポリエステル40% |
色展開: | ネイビー、ブラウン、イエロー |
サイズ: | 38、40 |
着丈: | 103㎝(38サイズ) |
価格: | 本体価格 ¥86,000+税 |
商品特長: | ダウンの分量を少量に抑えて全体的に細身に見えるダウンコートです。中わたではなくダウンコートなので、冬の防寒にも十分対応できます。衿はドット釦で折りたたむように留めるとスタンドカラーになり、釦を外すと大きな衿に広がって、2つの見せ方が楽しめます。また、ファスナーで衿を取り外してノーカラーにもできる3WAYで着こなしに変化がつけられます。素材は高密度でしなやかな風合いを兼ね備えたハイマルチコンパクト素材です。タテにブライトナイロンを交織することにより、陰影のある素材に仕上げました。 |
2017年11月 店頭販売概況
2017年11月 気候と商況
11月の気候は、月の上旬では東・西日本を中心に晴れた日が多く、中旬から下旬にかけては真冬並みの寒気が流れ込み、北日本では雪の日が多く、東・西日本でも気温の低い日が続きました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、これまでと同様に訪日外国人や富裕層による高額品の販売が好調だった上に、気温が下がったことで、衣料品においてもコートなど高単価な冬物商材が売上を伸ばしたため、11月の大手百貨店5社の売上高速報値(既存店ベース)は、4ヵ月連続の全社増収となりました。
そのような市況の中、当社においても「コート」が既存事業における店頭販売額で前年比105%となり、その中でも「ウールコート」が同111%と好調に推移しました。その一方で、売上規模の大きな「ニット」や「ジャケット」が前年実績を僅かに割り込み、その他の多くのアイテムも前年実績を下回ったため、当社既存事業における店頭販売額は前年比100%となり、全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比94%で推移しました。
11月 店頭販売実績(前年比)
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 85% | 92% | 93% | 91% | 94% | |
既存事業※ | 91% | 97% | 100% | 98% | 100% | |
紳士服事業(既存) | 93% | 93% | 101% | 98% | 99% | |
婦人服事業(既存) | 89% | 99% | 99% | 98% | 101% | |
マッキントッシュ事業 | 94% | 99% | 100% | 99% | 102% | |
ポール・スチュアート事業(既存) | 84% | 89% | 96% | 97% | 99% | |
エポカ事業 | 89% | 97% | 110% | 107% | 105% | |
アマカ事業 | 72% | 86% | 87% | 84% | 98% | |
エヴェックス事業 | 92% | 98% | 93% | 97% | 104% | |
トゥー ビー シック事業 | 67% | 82% | 81% | 89% | 98% | |
ラブレス事業 | 109% | 102% | 108% | 96% | 102% | |
基幹7事業合計 | 88% | 95% | 98% | 98% | 102% | |
EC・通販 | 119% | 121% | 119% | 115% | 92% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年11月 商品動向
<紳士服>
紳士服においては、例年コート商戦のピークとなる11月3週目(11/20~26)に防寒物の動きが活発になり、ウールコートをはじめダウンや合繊素材などの様々なタイプが堅調に稼動し、「コート」が既存事業における店頭販売額で前年比104%となりました。今年は、順調に冬が訪れていることや買い替え需要なども見受けられ、昨年に比べて防寒アイテムの動き出しが早く、前月に引き続き好調に推移しています。人気のデザインは、シンプルなステンカラーやスタンドカラー、インナーのダウンベストが単品としても着用できる汎用性の高い3WAY仕様や、ウール素材でありながら透湿・防風・水をはじきやすいといった機能を備えたものなど、着回しが効き長く着用できるタイプが好評です。そして、好調の防寒アイテムに伴い、「マフラー・ストール」が店頭販売額で前年比102%。カシミヤ混やジャカード素材、ペイズリー柄や1枚で3種のカラーや柄が楽しめるものなど、コートに合わせてコーディネートの幅が広がるタイプが動いています。また、この時期にメイン商材ともなる「ニット」が前年を下回る一方で、「カットソー」が店頭販売額で前年比107%と健闘。一枚でサマになる肉厚素材や柄に表情のあるものから、インナーとして活躍するシンプルなタイプまで満遍なく稼動しました。
<婦人服>
婦人服においては、コート需要が高まる中、特に「ウールコート」が既存事業における店頭販売額で前年比113%と好調に稼働しました。ボトムでは「スカート」アイテムが10月に続き同111%と健闘。一方で「ニット」「ドレス」アイテム等が若干前年を下回ったことから、既存事業における婦人服店頭販売額の前年比は101%となりました。「ウールコート」においては、昨年はコーディガンやダブルフェイスの薄手コートに人気が偏る傾向がありましたが、今冬はショート・ミドル・ロング丈、デザインもエレガント・トラッド・カジュアル、色もベーシックから明るいカラーまで満遍なく動いているのが特徴となっています。「スカート」アイテムについては、ツィード、ニット、チェック柄、ミディ丈、裾に変化のあるヘムライン、フレアシルエット、ラップデザイン等の要素をもつタイプが10月に続き人気となったほか、華やかなシーンが増える年末に向けてレースをあしらったものなど、よりエレガントなタイプも動き出しました。

ブランド: | エポカ ウォモ |
---|---|
商品名: | 二重織ウールスタンドカラーコート |
素材: | 毛100% |
色展開: | グレー、チャコールグレー、ネイビー |
サイズ: | 44、46、48、50 |
価格: | 本体価格 ¥76,000+税 |
商品特長: | 尾州産の厳選素材を使用したスタンドカラーコートです。通常コートに用いる紡毛素材ではなく、スーツなどで使用される梳毛糸を強圧縮して仕上げることで、ツヤのある滑らかな深みのある色目を表現しました。シンプルなデザインならではの上品な仕上がりの1着です。 昨年同時期に売れ筋となったコートと比較して、前年比134%の販売実績。 |

ブランド: | ポール・スチュアート |
---|---|
商品名: | FIRST COAT(ファーストコート) |
素材: | 本体 カシミヤ60%、羊毛27%、ナイロン13% |
色展開: | グレー、ネイビー |
サイズ: | 4、6、8、10 |
価格: | 本体価格 ¥180,000+税 |
商品特長: | 軽さとしなやかさを併せ持つオリジナルのカシミヤ混素材に光沢の出るビーバー仕上げを丁寧に施したシンプルなデザインのタイロッケンコート。上質感、軽さ、パスポートが収納できるファスナー付きなど6つのポケット、ジャケットの上に羽織っても美しいシルエットと着心地の良さを両立できることが特徴で、ビジネスにおける様々なシーンに通用するよう随所にこだわりをいれた1着です。着用することで更に自信を持つことができる、品質の良さと機能性を備えた女性用ビジネスコートです。 11月「ファーストコート」の売上は計画比で155%。年明けも需要があると見越して増産に入りました。昨年同ブランドで11月に最も売れたウールコートに比べても214%の売上です。 |
2017年10月 店頭販売概況
2017年10月 気候と商況
10月の気候は、秋雨前線などの影響もあり、ほぼ全国的に日照時間が短く、関東では平年よりも低めの気温で推移しました。また、21日から23日は台風21号、27日から29日は台風22号の影響を受け、各地で大雨や暴風となり、西日本では太平洋側・日本海側共に降水量が平年の3倍を超え、1946年の統計開始以来最も多くなりました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、先月に引続き訪日外国人や富裕層による高額品の販売が牽引し、また、気温の低下により衣料品においてもコートが売上を伸ばし、10月の大手百貨店5社の売上高速報値(既存店ベース)は、3ヵ月連続の全社増収となりました。
そのような市況の中、当社においても「非ウールコート」が既存事業における店頭販売額で前年比108%、「ウールコート」が同115%、「ブルゾン・アウター」が同112%と防寒系のアイテムが順調に推移しましたが、その一方で、売上規模の大きな「ニット」や「ジャケット」が前年実績を割り込みました。
その結果、当社既存事業における店頭販売額は前年比98%となり、全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比91%で推移しました。
10月 店頭販売実績(前年比)
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 85% | 92% | 93% | 91% | ||
既存事業※ | 91% | 97% | 100% | 98% | ||
紳士服事業(既存) | 93% | 93% | 101% | 98% | ||
婦人服事業(既存) | 89% | 99% | 99% | 98% | ||
マッキントッシュ事業 | 94% | 99% | 100% | 99% | ||
ポール・スチュアート事業(既存) | 84% | 89% | 96% | 97% | ||
エポカ事業 | 89% | 97% | 110% | 107% | ||
アマカ事業 | 72% | 86% | 87% | 84% | ||
エヴェックス事業 | 92% | 98% | 93% | 97% | ||
トゥー ビー シック事業 | 67% | 82% | 81% | 89% | ||
ラブレス事業 | 109% | 102% | 108% | 96% | ||
基幹7事業合計 | 88% | 95% | 98% | 98% | ||
EC・通販 | 119% | 121% | 119% | 115% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年10月 商品動向
<紳士服>
紳士服においては、羽織りアイテムが好調だった前月の流れに続き、気温低下も一因したことで「コート」が既存事業における店頭販売額で前年比129%、「ブルゾン・アウター」が同113%と例年より防寒系アイテムの動きが早く、好調に推移しています。綿ギャバジン素材を使用したシンプルなデザインやウール素材でありながら透湿・防風・水をはじきやすいといった機能を備えたコート、吸湿発熱性のある中綿を使用したキルティングアウター、片面ダウンキルトを2枚重ねたリバーシブル仕様のアウター、光沢のあるベロア調の素材を使用したダウンベストや袖部分にニット素材を使用したレザーダウンなど、素材やデザインに偏りなく様々なタイプが稼動しています。また、この時期からメイン商材となる「ニット」をはじめとする洋品が伸び悩んだ一方で、ウールのような上質な表情を持ちストレッチ性が特徴の素材、メランジ調の素材といった肉感のあるジャケットアイテムやセットアップが堅調で「カジュアルジャケット」の店頭販売額は、前年比103%となりました。
<婦人服>
婦人服においては、ニット + ボトムのスタイリングが中心となるこの時期、「スカート」アイテムが好調に稼働しました。朝晩が冷え込むようになり「マフラー・ストール・スカーフ」「ウールコート」「ブルゾン・アウター」等の店頭販売額も前年を上回った一方で、「ワンピース・ドレス」「ジャケット」「カットソー」「パンツ」等が前年を若干下回ったことから、既存事業における店頭販売額の前年比は98%となりました。10月から好調が続く「スカート」は同105%。ツィード、ニット、ウール、チェック、ミディ丈、裾に変化のあるヘムライン、フレアシルエット、ラップデザイン等の要素をもつタイプが動きました。コートスタイルのアクセントとなる「マフラー・ストール・スカーフ」は前年比110%。「カシミヤ素材」「ウォッシャブル」「チェック柄」「ファー使い」等の商品が人気となりました。例年よりダウンコートの動きが顕著なブランドがいくつかみられました。

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(紳士) |
---|---|
商品名: | 【ウァレンフォード】 高密度ポリエステルタフタ キルティングジャケット |
素材: | ポリエステル100% 中綿:ダウン90%、フェザー10% |
色展開: | ブラック、ネイビー、ブラウン |
サイズ: | 36、38、40、42 |
価格: | 本体価格 ¥26,000+税 |
商品特長: | デザインは、片面ダウンキルトを2枚重ねた合繊のリバーシブル仕様。衿(両面)やフロント端、ポケット口には細畝のコーデュロイをあしらっています。 素材は、両面ともにはっ水性を備えた高密度ポリエステルタフタを使用。ハリがありながらもしなやかな風合いが特徴です。中綿のホワイトダックダウンもはっ水性を備えた機能満載の1着です。 |

ブランド: | エポカ |
---|---|
商品名: | リングガンクラブチェック スカート |
素材: | 本体 毛87% ナイロン13% |
色展開: | ブラウン系 |
サイズ: | 40、42、44 |
価格: | 本体価格 ¥43,000+税 |
商品特長: | トレンドのクラシックなガンクラブチェック。柄をリングウールで織ることでツィードっぽいミックス感を出しています。仕上げにミルド加工で素材を縮絨しウールの優しさを引き出しました。変形のラップスカートのデザインで、段差のあるヘムラインがポイントです。 |
2017年9月 店頭販売概況
2017年9月 気候と商況
9月の気候は、月前半は全国的に平年よりも低めの気温で推移しました。中旬の三連休には台風18号が日本列島を沿うように北上し各地で大雨となりましたが、月全般としては西日本を除き日照時間が多く、月平均気温はほぼ平年並みとなりました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、前述のとおり、月の前半が低めの気温でスタートしたことにより、秋物の衣料品が好調に稼動し、訪日外国人や富裕層による高額品の販売も大きく伸びたため、9月の大手百貨店5社の売上高速報値(既存店ベース)は、全社増収となりました。
そのような市況の中、当社においても秋物商材が順調に滑り出し、紳士服が既存事業における店頭販売額で前年比101%となり、婦人服では同99%となりました。全社的なアイテム別の商況としては、販売額の規模が大きい「パンツ」や「ワンピース・ドレス」が前年を割り込み苦戦した反面、この時期のメイン商材の「ニット」が同106%、「シャツ・ブラウス」が同104%と堅調に推移しました。また、「カジュアルジャケット」が同108%、「ブルゾン・アウター」が同103%と気温の低下によって、一枚上に羽織るアイテムが順調な売れ行きとなりました。
その結果、当社既存事業における店頭販売額は前年比100%となり、全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比93%で推移しました。
9月 店頭販売実績(前年比)
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 85% | 92% | 93% | |||
既存事業※ | 91% | 97% | 100% | |||
紳士服事業(既存) | 93% | 93% | 101% | |||
婦人服事業(既存) | 89% | 99% | 99% | |||
マッキントッシュ事業 | 94% | 99% | 100% | |||
ポール・スチュアート事業(既存) | 84% | 89% | 96% | |||
エポカ事業 | 89% | 97% | 110% | |||
アマカ事業 | 72% | 86% | 87% | |||
エヴェックス事業 | 92% | 98% | 93% | |||
トゥー ビー シック事業 | 67% | 82% | 81% | |||
ラブレス事業 | 109% | 102% | 108% | |||
基幹7事業合計 | 88% | 95% | 98% | |||
EC・通販 | 119% | 121% | 119% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年9月 商品動向
<紳士服>
紳士服においては、気温低下が功奏し「カジュアルジャケット」が既存事業における店頭販売額で前年比125%、「ブルゾン・アウター」が同113%と羽織るアイテムを中心に好調に推移しました。合繊でありながらウールの表情を持ち、3シーズン着用可能な肉感の素材を使用したセットアップが人気商品となり、また、ストレッチ性のある人工皮革を使用したショートブルゾンや着回しが効く軽く羽織れるカーディガンジャケットタイプ、袖部分にニット素材を使用したレザーダウンなどの秋物商材が立ち上がりと同時に堅調に稼動しています。その他、この時期のメイン商材である「ニット」、1枚でもインナーとしても重宝する「カットソー」が同108%。「ニット」や「カットソー」においても羽織れるタイプやモコモコした素材、グラデーション柄といった意匠性のあるデザインが人気となっています。
<婦人服>
婦人服においては、この時期に1枚で着用できる「シャツ・ブラウス」アイテムをはじめとして、ニット+ボトムのスタイリングが中心となる時期を前に、「ニット」「スカート」アイテムがよく動きました。一方で「ワンピース・ドレス」「カットソー」「コート」等の店頭販売額が前年を若干下回ったことから、既存事業における店頭販売額の前年比は99%となりました。9月の売上シェアが最も大きい「ニット」は同105%。特に袖ボリューム、袖リボンディテール、襟付きタイプ、袖配色など、デザインポイントの効いたタイプを筆頭に、高品質でシンプルなクルーネックプルオーバーや、ロングカーディガンなど、幅広いタイプにおいて需要がありました。「スカート」は同134%で、ニットやウール、レザー調、フレア、ギャザー、ミモレ丈等の要素をもつタイプが動きました。「ジャケット」は前年並みでしたが、各ブランドがエグゼクティブキャリアに向けて開発したストレッチ性があり着用時のシルエットが美しいタイプの商材が活発に動き、Vカラーやノーカラーのデザインが秋の1着目のジャケットとして人気となりました。

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(紳士) |
---|---|
商品名: | トロッター エクストラソリッド ピンヘッド ジャケット/トラウザーズ |
素材: | ポリエステル100% |
色展開: | グレー、ネイビー |
サイズ: | ジャケット 36、38、40、42(レギュラー) 38、40(ラージ) トラウザーズ 36、38、40、42 |
価格: | ジャケット 本体価格 ¥36,000+税 トラウザーズ 本体価格 ¥18,000+税 |
商品特長: | ジャケットは軽くソフトな見た目のシングル2つボタン、腰フラップポケットデザイン。背裏無し、袖裏ありの軽量仕様です。トラウザーズはすっきりとしたテーパードシルエットです。ポリエステルでありながら梳毛ウールのような上質な表情とメランジ感を再現した3シーズン対応可能な素材を使用し、ウォッシャブル(手洗い・洗濯機洗い可能)、しわになりにくい、ストレッチ性など、アクティブな日常を送る現代のビジネスマンを支える機能を備えています。 |

ブランド: | エポカ |
---|---|
商品名: | ニットフレアスカート |
素材: | レーヨン 68% ポリエステル 32% |
色展開: | ブラック系 |
サイズ: | 38、40 |
価格: | 本体価格 ¥43,000+税 |
商品特長: | 配色がポイントのニットのフレアスカート。前中心部分は2枚重ねで動きのあるデザインに仕上げてます。 ビスコースを使用した細番手のストレッチ強撚糸で編み上げたニット素材。シルクのように光沢があり、サラリとした質感です。 |
2017年8月 店頭販売概況
2017年8月 気候と商況
8月の気候は、北・東日本太平洋側で曇りや雨の日が多い不順な天候となり日照時間が短く、東京都心では8月としては日照時間が観測史上最短となりました。更に、東日本日本海側では台風第5号の影響もあり、月降水量がかなり多い月となりました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、天候不順ではありましたが、訪日外国人や富裕層による高額品の消費が伸びたため、大手百貨店5社の速報では、8月の売上高(既存店ベース)は5社共に増収となりました。また、衣料では、気温が低い日が多かったため、ブラウスやジャケットなどの秋物商材が好調な出だしとなりました。
そのような市況の中、当社においては、紳士服が苦戦し既存事業における店頭販売額で前年比93%、婦人服はほぼ前年を維持し、同99%となりました。アイテム別の商況としては、紳士服では多くのアイテムが前年を割り込む中、この時期のメイン商材である「カットソー」が同101%と健闘。婦人服では、「シャツ・ブラウス」が同129%、「スカート」が同121%と大きな伸びを示しました。また、長雨の影響により、規模は小さいものの、「傘」が全社既存事業では前年比144%で推移しました。
その結果、当社既存事業における店頭販売額は前年比97%となり、全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比92%で推移しました。
8月 店頭販売実績(前年比)
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 85% | 92% | ||||
既存事業※ | 91% | 97% | ||||
紳士服事業(既存) | 93% | 93% | ||||
婦人服事業(既存) | 89% | 99% | ||||
マッキントッシュ事業 | 94% | 99% | ||||
ポール・スチュアート事業(既存) | 84% | 89% | ||||
エポカ事業 | 89% | 97% | ||||
アマカ事業 | 72% | 86% | ||||
エヴェックス事業 | 92% | 98% | ||||
トゥー ビー シック事業 | 67% | 82% | ||||
ラブレス事業 | 109% | 102% | ||||
基幹7事業合計 | 88% | 95% | ||||
EC・通販 | 119% | 121% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年8月 商品動向
<紳士服>
紳士服においては、この時期にジャストで着用できる「カットソー」が既存事業における店頭販売額で前年比101%と健闘しました。表面に組織感のある素材やスパンコールやジャカード素材を使用するなど特徴あるモチーフをあしらい1枚でもサマになりインナーとしても活躍するカットソーは、引き続き順調に稼動するとともに、ジャージー素材を使用した羽織れるタイプの長袖カットソーや長袖Tシャツは、不安定な天候も一因し好調に推移しました。また、前年には届かなかったもののストレッチ性のある合繊素材を使用した「ジャケット」は羽織りものとしても堅調な動きをみせました。天候不順なこの時期には欠かせないアイテムとなった84グラムという圧倒的な軽さがウリの持ち運びに便利な折り畳み傘「バーブレラ®(マッキントッシュ フィロソフィー)」は、前年同月対比(数量)で180%と人気が続いており、傘を含む「雑貨」アイテムの売上を牽引しています。
<婦人服>
婦人服においては、今季のトレンドアイテムである「シャツ・ブラウス」が引き続き動きが良く、既存事業における店頭販売額は前年比129%。デザインとしてはボリュームのある袖、袖口のリボンディテール、素材は手洗い可能かつ薄手でありながらチェック柄やシックなカラーなど秋のトレンドを取り入れた秋口まで着られる商品が人気となりました。「スカート」アイテムは同121%。ミディー丈、前後で長さの異なるイレギュラーヘムのタイプ、ハイウエスト、サッシュベルトを巻くデザイン、カラーではキャメルなど秋を感じさせるカラーを筆頭に動きました。「バッグ・ポーチ」アイテムは同117%。スマホポシェットや、バンブーの持ち手のバッグが健闘。その他雑貨アイテムでは、雨の多い月だったため、軽量折り畳み傘やポケッタブルタイプのレインシューズがよく動いたのが特徴的でした。

ブランド: | ザ・スコッチハウス(紳士) |
---|---|
商品名: | スペック鹿の子カーディガン |
素材: | 綿60%、ポリエステル40% |
色展開: | ブルー、ネイビー |
サイズ: | M、L、LL |
価格: | 本体価格 ¥17,000+税 |
商品特長: | 綿をスペック染めし、TOPのような見え方にした、綿ポリエステル鹿の子を使用したVネックカーディガンです。 ドライなタッチがとても涼しげで、背当てにカイリーンチェックをあしらい、アクセントを付けています。 |

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(婦人) | ![]() |
---|---|---|
商品名: | コットンローンチェックブラウス | |
素材: | 綿100% | |
色展開: | ベージュ系 | |
サイズ: | 38 | |
価格: | 本体価格 ¥17,000+税 | |
商品特長: | 袖のリボンディテールがポイントのフェミニンブラウス。 ボリュームのある袖と華やかなリボンディテールがデザインポイントです。シンプルなボトムと合わせるだけで、華やかなコーディネートに仕上がります。 非常に細い綿糸を使用して、通常のローンよりも高密度に織り上げられた素材です。なめらかで平滑な風合いが特徴の仕上げ加工を施しています。 ※家庭洗濯可能 |
2017年7月 店頭販売概況
2017年7月 気候と商況
7月の気候は、本州付近で暖かい空気が流れ込みやすく、また高気圧に覆われやすかったため、特に北・西日本では月平均気温がかなり高くなりました。関東南部では梅雨前線の影響を受けにくく、東京の日照時間が平年値を大きく上回りましたが、その一方で、梅雨前線の影響を受けた日本海側では局地的な大雨となりました。また、5-6日には「平成29年7月九州北部豪雨」が発生し記録的な大雨により、福岡県と大分県は甚大な被害を受けました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、昨年7月1日から開始したクリアランスセールが今年は6月30日に前倒ししになったため、対前年としてはマイナス要素がありましたが、猛暑の影響により、サングラスや日傘などのUVケア商品が売れ、また、訪日外国人や富裕層による宝飾品・時計などの高額品も好調な売れ行きとなり、大手百貨店の内3社が増収となりました。
そのような市況の中、当社においては、この時期の大半を占めるセール品の売上が、セール時期の前倒しの影響を受け、前年比としては厳しい結果となりましたが、紳士服ではこの時期のメイン商材である「カットソー」が既存事業における店頭販売額で前年比102%、婦人服では「ワンピース・ドレス」が同104%と前年を上回り健闘しました。
その結果、当社既存事業における店頭販売額は前年比91%となり、全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比85%で推移しました。
7月 店頭販売実績(前年比)
7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 85% | |||||
既存事業※ | 91% | |||||
紳士服事業(既存) | 93% | |||||
婦人服事業(既存) | 89% | |||||
マッキントッシュ事業 | 94% | |||||
ポール・スチュアート事業(既存) | 84% | |||||
エポカ事業 | 89% | |||||
アマカ事業 | 72% | |||||
エヴェックス事業 | 92% | |||||
トゥー ビー シック事業 | 67% | |||||
ラブレス事業 | 109% | |||||
基幹7事業合計 | 88% | |||||
EC・通販 | 119% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年7月 商品動向
<紳士服>
紳士服においては、この時期のメイン商材である「カットソー」が既存事業における店頭販売額で前年比102%と健闘しました。表面感があり清涼感やストレッチ性のある素材を使用した軽い着心地が特徴のカットソーは、1枚でもサマになるデザイン性やジャケットのインナーとしても活躍できる汎用性の高いアイテムとして好調に推移しました。その他にも、前年には届かなかったものの"洗える""シワになりにくい"等、機能性を持つ「ジャケット」や「スラックス」は夏のビジネスアイテムとして、また、羽織ものとしても便利な「シャツ」は、UV対策や冷房対策にも重宝するアイテムとして堅調な動きをみせました。不安定な天候のこの時期に持ち運びが便利なアイテムとして、84グラムという圧倒的な軽さと、持ち運びに便利な折り畳み傘「バーブレラ®(マッキントッシュ フィロソフィー)」の人気は続いており、傘を含めた「雑貨」については、同115%となりました。
<婦人服>
婦人服においては、夏のメイン商材である「ワンピース・ドレス」アイテムの既存事業における店頭販売額は前年比104%。オフィスでも着用しやすい無地できちんと感のあるもの、デザインポイントにレースを用いたフラワープリントのものなどが人気となりました。伸縮性があり動きやすい素材を用いたもの、手洗い可、接触冷感性といった機能性がある商品もよく動きました。「バッグ・ポーチ」アイテムは前年比105%。スマートフォンが収納でき、お財布としても使えることで旅行にも便利なスマホポシェットや、夏らしいバンブーの持ち手のバッグが健闘しました。また、装いがシンプルになる夏のスタイリングを華やかに彩るために提案した「スカーフ」アイテムの動きも良く、透けるほど薄手素材のタイプ、ボリューム感を抑えた剣先型のタイプ、接触冷感の機能をもたせた商品にもニーズがありました。7月はクリアランスセールの時期ですが、袖にフリルやリボンなどのデザインがある袖コンシャスなブラウスやカットソーは追加生産等のQR対応により、鮮度のある商品として正価販売でも顕著な動きをみせました。

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(紳士) |
---|---|
商品名: | サーフニット MP刺繍Tシャツ |
素材: | 綿100% |
色展開: | ホワイト、ホワイトストライプ、ネイビーストライプ、ネイビー |
サイズ: | 36、38、40 |
価格: | 本体価格 ¥7,000+税 |
商品特長: | 細かい凹凸感が特徴のサーフニットと呼ばれる編み方を採用。清涼感とストレッチ性、軽い着心地が特徴です。 計算されたバランスのサイズ感で、程良いゆとりを持たせたクルーネックTシャツ。左胸にはMPロゴ刺繍をあしらったシンプルなデザインです。1枚でもサマになり、コーディネートするアイテムを選ばない汎用性の高い1着です。 |

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(婦人) |
---|---|
商品名: | タイニーフラワーワンピース |
素材: | 綿100% |
色展開: | ネイビー系、ベージュ系 |
サイズ: | 36、38 |
価格: | 本体価格 ¥28,000+税 |
商品特長: | 小花柄にグログランリボンでアクセントを加えたフィット&フレアシルエットのワンピース。トップス部分はプリンセスラインですっきりと、スカート部分は優しく広がるギャザーフレアでふんわりと、女性らしくスタイルアップして見せてくれる一着です。肩先を包み込むようなフレンチスリーブのデザインも上品なカッティングになっています。 一見クラシックな小花柄ですが、よく見るとデフォルメされた更紗模様のような雰囲気のあるプリントです。 ※家庭洗濯可能 ※アンダードレス付き |
2017年6月 店頭販売概況
2017年6月 気候と商況
6月の気候は、九州から関東にかけて、ほぼ平年並みの6日・7日に梅雨入りしたものの、日本の南海上に梅雨前線が停滞したため、東・西日本では上旬から中旬にかけて晴れる日が多く、特に東日本では月間日照時間が非常に長い6月となりました。また、西日本では冷涼な高気圧に覆われやすく、月平均気温が低く推移しました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、5月に引続き、訪日外国人による免税売上と、宝飾品や時計などの高額品が好調を維持した上に、6月30日から一部の店舗でクリアランスセールが開始したこともあり、大手百貨店5社の既存店速報値は増収となりました。
そのような市況の中、当社においては、この時期のメイン商材である「カットソー」が既存事業における店頭販売額で前年比106%と好調に推移し、また、次いで売上規模の大きな「シャツ・ブラウス」が同105%、「パンツ」が同104%と前年を上回り、その他多くのアイテムも前年実績を超えたことから、当社既存事業における店頭販売額は前年比105%となりました。全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比98%で推移しました。
6月 店頭販売実績(前年比)
4月 | 5月 | 6月 | 上期 | |
---|---|---|---|---|
全社 | 91% | 88% | 98% | 92% |
既存事業※ | 99% | 95% | 105% | 100% |
紳士服事業(既存) | 98% | 90% | 97% | 97% |
婦人服事業(既存) | 99% | 98% | 113% | 102% |
マッキントッシュ事業 | 103% | 95% | 110% | 110% |
ポール・スチュアート事業(既存) | 95% | 89% | 98% | 92% |
エポカ事業 | 92% | 92% | 106% | 94% |
アマカ事業 | 88% | 91% | 101% | 89% |
エヴェックス事業 | 101% | 96% | 106% | 93% |
トゥー ビー シック事業 | 92% | 85% | 99% | 93% |
ラブレス事業 | 102% | 102% | 114% | 108% |
基幹7事業合計 | 98% | 93% | 106% | 100% |
EC・通販 | 128% | 134% | 115% | 127% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年6月 商品動向
<紳士服>
紳士服においては、クールビズ需要の高まりにより、軽くて清涼感のあるライトウェイトな素材を使用した「ジャケット」アイテムが引き続き好調に推移し、当社既存事業における店頭販売額で前年比112%となりました。きちんと感のある夏の装いを求める方にはセットアップでの需要も高く「スラックス」アイテムの店頭販売額は、前年比111%とジャケット同様に健闘しました。一方で、今年のクールビズは、ドレスダウンの傾向もあることから麻を使用した清涼感のある素材や天然素材でありながら接触冷感性を備えた機能性のあるポロシャツなどが動き、ジャケットやスラックスに合わせる「カットソー」アイテムは前年並みに推移しました。また、「カットソー」については、さらっとした肌触りの麻素材や梨地素材、脇部分に消臭&抗菌性に優れたテープを縫い込んだポロシャツなど暑さを和らげ夏を快適に過ごせるアイテムが父の日ギフト需要として人気となりました。
<婦人服>
婦人服においては、この時期のメイン商材である「ワンピース・ドレス」及び「カットソー」アイテムの売上が前年を大きく上回ったことで当社既存事業における店頭販売額は前年比113%となりました。1枚でスタイリングが完成することから夏本番を前にニーズが高まる「ワンピース・ドレス」アイテムの店頭販売額は前年比119%。オフィスでも着用しやすい無地できちんと感のあるものや、デザインポイントにレースを用いたタイプが人気となりました。裾にかけて広がるフレアシルエット、膝丈もしくは膝が隠れる位の丈、ニットやジャージー等伸縮性があり動きやすい素材を用いたものがよく動きました。「カットソー」アイテムは前年比111%。フレアスリーブや身頃にドレープ感があるデザイン性の高い商品が売れ筋となりました。その他、前年の店頭販売額を上回った主要アイテムは、「スカート」が同143%、「シャツ・ブラウス」が同118%、「パンツ」「ニット」アイテムが共に同111%という状況でした。「スカート」ではギャザースカートや前後または左右で丈の長さに変化のあるイレギュラーヘムのタイプなど、ボリューム感・デザイン性のある商品が売れ筋となりました。スタイリングがシンプルになる夏に向け、単品でサマになる商品への需要が5月にも増して顕著となりました。

ブランド: | マッキントッシュ ロンドン(紳士) |
---|---|
商品名: | アイスコットン鹿の子ポロシャツ |
素材: | 綿100% |
色展開: | ホワイト、ブラック、ピンク、サックスブルー、ネイビー |
サイズ: | 38、40、42 |
価格: | 本体価格 ¥16,000+税 |
商品特長: | 接触冷感性を備えたアイスコットンを使用した鹿の子ポロシャツです。天然素材に機能性を取り入れ、ナチュラルな肌触り、快適な着心地を楽しめます。ビジネスシーンでも通用する台衿付きのボタンダウンカラーは、夏のビジネススタイルでもコーディネートができ、オン・オフともに着まわせるポロシャツです。 |

ブランド: | エポカ |
---|---|
商品名: | トーションレースコンビ ニットワンピース |
素材: | 本体 ニット部分 レーヨン85%、ナイロン15% レース部分 レーヨン78%、ナイロン14%、 ポリエステル8% |
色展開: | ブルー、ブラック、グレー |
サイズ: | 40 |
価格: | 本体価格 ¥79,000+税 |
商品特長: | レーヨンフィラメントとストレッチナイロンを使用したコンフォートストレッチヤーンを使用したニットドレス。レーヨンのしなやかな風合いとドレープ性が特徴のニットに、エポカオリジナルのトーションレースをコンビさせました。レースやフィット&フレアのシルエットによりシンプルながら華のある1着です。 |
2017年5月 店頭販売概況
2017年5月 気候と商況
5月の気候は、全国的に高気圧に覆われて晴れる日が多く、また、南からの暖かい空気が流れ込みやすかったため、全国的に月平均気温がかなり高くなりました。その一方で月の降水量はかなり少なく、平年比で東海地方が49%、中国地方が30%と、それぞれ1946年の統計開始以来5月として最も少ない状況となりました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、前年に比べ日曜日が1日少ない中、訪日外国人による免税品や高額品の売上が全体を押し上げ、大都市圏の大型店舗では概ね前年実績を上回りました。衣料品については、依然低迷しているものの、気温の上昇に伴い、一部の夏物商材や服飾雑貨が伸長を見せました。
そのような市況の中、当社においては、この時期のメイン商材となる「カットソー」が既存事業における店頭販売額で前年比96%になる等、前年を下回ったアイテムが多く、厳しい商況となりました。その中でも紳士服ではカジュアル系の「ジャケット」が同103%で推移をし、婦人服ではスカートが同106%、今春のトレンドアイテムとなっている「シャツ・ブラウス」が、気温の上昇に伴い勢いが鈍化したものの、同105%と5月においても好調に推移しました。
その結果、当社既存事業における店頭販売額は前年比95%となり、全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比88%で推移しました。
5月 店頭販売実績(前年比)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 100% | 87% | 86% | 91% | 88% | |
既存事業※ | 110% | 93% | 93% | 99% | 95% | |
紳士服事業(既存) | 108% | 96% | 92% | 98% | 90% | |
婦人服事業(既存) | 113% | 92% | 94% | 99% | 98% | |
マッキントッシュ事業 | 147% | 108% | 93% | 103% | 95% | |
ポール・スチュアート事業(既存) | 95% | 86% | 87% | 95% | 89% | |
エポカ事業 | 98% | 91% | 88% | 92% | 92% | |
アマカ事業 | 87% | 79% | 88% | 88% | 91% | |
エヴェックス事業 | 91% | 80% | 86% | 101% | 96% | |
トゥー ビー シック事業 | 98% | 88% | 96% | 92% | 85% | |
ラブレス事業 | 118% | 102% | 108% | 102% | 102% | |
基幹7事業合計 | 114% | 95% | 91% | 98% | 93% | |
EC・通販 | 132% | 118% | 134% | 128% | 134% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年5月 商品動向
<紳士服>
紳士服においては、例年3・4月に売上シェアが高くなるビジネスアイテムの動きが後ろ倒しとなったことや気温の上昇でクールビズ需要も高まったことで、「ジャケット」が当社既存事業における店頭販売額で前年比103%となりました。今年のクールビズは、近年のビジネス回帰が続くと予想される一方でドレスダウンの傾向も進み、麻を使用した清涼感のある素材や薄手で通気性のある素材、オンオフ兼用で活躍するジャケットのインナーにポロシャツやカットソー、イージーケアのシャツにパンツを合わせるなどカジュアルな装いのビジネスニーズも戻ってきており、店頭販売額は前年に届かなかったものの「カットソー」や「パンツ」アイテムが比較的健闘しました。また、「カットソー」や「シャツ」については、気温の上昇によって、サッカー素材や梨地素材、ワッフル調の素材といった、さらっとした肌触りの表面感のある素材を使用した半袖商材が好調だったことに加え、朝晩涼しく感じる日も多かったことから、長袖の需要も続きました。
<婦人服>
婦人服においては、気温の上昇とともに重ね着から1枚着へとスタイリングが移行する5月は、「ワンピース・ドレス」アイテムに動きが出はじめ、既存事業における店頭販売額の前年比が103%と健闘しました。特に花柄やレース使い、ノースリーブ、フレンチスリーブ、裾に向けて程よく広がる膝下丈のフレアシルエットなど、女性らしい要素をもつ商品が良く動きました。その他、前年の店頭販売額を上回った主要アイテムは、「スカート」が同106%、「シャツ・ブラウス」が同105%、「ジャケット」が同102%という状況でした。ジャケットでは、家庭での手洗い可能、軽くて清涼感のあるノーカラータイプなど、夏でもジャケットが必用なお客様のニーズが見受けられました。「シャツ・ブラウス」においては2月以降から引き続きフレアスリーブ・ボリューム袖タイプなどの袖にデザイン性のあるタイプやシャツ素材をつかった商品が、また、「スカート」ではたっぷりと分量をとったギャザースカートや前後または左右で丈の長さに変化のあるイレギュラーヘムのタイプなど、ボリューム感・デザイン性のある商品が売れ筋となり、スタイリングがシンプルになる季節に向け、単品でサマになる商品へのニーズが現れました。

ブランド: | ザ・スコッチハウス(紳士) |
---|---|
商品名: | クールトラベラーズジャケット |
素材: | ポリエステル100% |
色展開: | グレー、ネイビー |
サイズ: | S、M、L、LL |
価格: | 本体価格 ¥39,000+税 |
商品特長: | 清涼感のあるメッシュ状組織に特殊プリントを施すことにより素材に立体感を与えながら、驚くほどの軽さとストレッチ性、柔らかな素材感に仕上げました。今シーズンは、トレンドのサマーツィードパターンをプリントしました。ツイードの重さやゴワゴワ感がないので、流行素材を気軽に取り入れることができるジャケットです。同素材のノータックパンツ(本体価格¥19,000+税)も展開。セットアップとしても着用可能です。※家庭洗濯可能
ストレッチ ウォッシャブル |

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(婦人) |
---|---|
商品名: | フラワープリントワンピース |
素材: | ポリエステル100% |
色展開: | ブルー、ブラックネイビー |
サイズ: | 36、38 (7、9号) |
価格: | 本体価格 ¥26,000+税 |
商品特長: | 水をはじきやすい加工を施したフラワープリントワンピース。ウエストから裾にかけて程よいフレアーのシルエットで雨の日でもワンピーススタイルが楽しめます。家庭での手洗いが可能なため、梅雨の時期から暑い夏にかけて重宝する1着。1枚でもコーディネートが完成するので蒸し暑い日のおしゃれにお勧め。※家庭洗濯可能です。
水をはじきやすい ウォッシャブル |
2017年4月 店頭販売概況
2017年4月 気候と商況
4月の気候は、中旬に北海道で強い寒気による降雪や、本州付近では発達した低気圧の通過により暴風や大雨となることがありましたが、全体としては全国的に日照時間が多く、気温は平年並もしくは高めに推移しました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、桜の開花シーズンという点も影響し、訪日外国人客による化粧品などの売上が好調に推移し、また、春物衣料についても暖かな気温によって回復傾向が見られ、主要な店舗においては概ね増収となりました。
そのような市況の中、当社においても春物衣料が稼働し、3月に苦戦した売上規模の大きい「非ウールコート」はスプリングコートを中心に動き、既存事業における店頭販売額で前年比101%の推移をしました。紳士服ではこれまで低迷していた「スーツ」が同102%、婦人服では今年のトレンドアイテムである「ブラウス」が同122%となり、重要なアイテムが前年実績を超えはじめ、未だ消費環境は厳しいながらも復調を感じさせる商況となりました。
その結果、当社既存事業における店頭販売額は前年比99%となり、全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比91%で推移しました。
4月 店頭販売実績(前年比)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 100% | 87% | 86% | 91% | ||
既存事業※ | 110% | 93% | 93% | 99% | ||
紳士服事業(既存) | 108% | 96% | 92% | 98% | ||
婦人服事業(既存) | 113% | 92% | 94% | 99% | ||
マッキントッシュ事業 | 147% | 108% | 93% | 103% | ||
ポール・スチュアート事業(既存) | 95% | 86% | 87% | 95% | ||
エポカ事業 | 98% | 91% | 88% | 92% | ||
アマカ事業 | 87% | 79% | 88% | 88% | ||
エヴェックス事業 | 91% | 80% | 86% | 101% | ||
トゥー ビー シック事業 | 98% | 88% | 96% | 92% | ||
ラブレス事業 | 118% | 102% | 108% | 102% | ||
基幹7事業合計 | 114% | 95% | 91% | 98% | ||
EC・通販 | 132% | 118% | 134% | 128% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年4月 商品動向
<紳士服>
紳士服においては、従来3月の売上シェアが高いコートやアウターが、春物の立ち上がりの遅れや実需ニーズにより販売時期がずれ込んだことで、花粉プロテクトタイプや1枚仕立てのスタンドカラーデザインなどのスプリングコートを中心とした「非ウールコート」と、軽く薄い素材を使用したタイプやショート丈デザインなどの「ブルゾン・アウター」が店頭販売額で共に前年対比12%増(既存事業)と昨年を上回って推移しました。暖かな気温も功奏し、ライトウェイトなタイプや軽量・ストレッチ性・シワになりにくいなどの機能が備わったビジネスウエア、価値を感じる高価格なスーツやジャケットが堅調に推移し「スーツ」が店頭販売額で前年比102%(既存事業)、「ジャケット」が同103%と、ビジネス需要の回復もみられました。
4月のトピックとしては、夏の定番である麻素材を使用したニットやシャツ、ブルゾンといったアイテムの初速が早いことが挙げられます。また、「カットソー」の店頭販売額は前年対比10%減と振るわないながらも、梨地素材を使用した半袖カットソーや一見無地に見えるジャカード柄のTシャツなど、素材やデザインに特徴を持つアイテムが健闘しています。
<婦人服>
婦人服においては、4月における店頭販売額の規模が大きなアイテムであるスプリングコート等の「非ウールコート」が既存事業における店頭販売額で前年比104%と復調し、はっ水機能、花粉プロテクト機能、リバーシブルで着用できるタイプなど、付加価値のあるコートが人気となりました。また、春物の立ち上がりからトレンドアイテムとして好調が続いている「シャツ・ブラウス」アイテムは4月においても引き続き動きが良く、前年実績を下回った「ニット」(同96%)や、「カットソー」(同86%)に対して、「シャツ・ブラウス」は同122%と明らかに好調な結果を見せ、2-3月同様にフレアスリーブ・ボリューム袖タイプなど、袖にデザイン性のあるタイプが良い動きとなりました。ボトムにおいては、「スカート」の同100%に対して、「パンツ」が同108%と、昨年のトレンドアイテムであったガウチョ・ワイドパンツが、今年はスタイルカバーがしやすい定番アイテムとなり、買い足し需要の動きがみられました。他では4月の通勤ニーズにより「ジャケット」が同103%、「ワンピース・ドレス」が同100%と、きちんと感のあるアイテムが健闘しました。

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(紳士) |
---|---|
商品名: | イージードレッシング カラミ織り ライトウェイトジャケット |
素材: | ポリエステル70%、綿30% |
色展開: | グレー、インクブルー |
サイズ: | 36、38、40、42 |
価格: | 本体価格 ¥30,000+税 |
商品特長: | 通気性とストレッチ性が特徴の綿ポリエステルのカラミ織り素材を使用したライトウェイトサマージャケット。ウォッシャブル、吸水速乾などの機能を備えた夏場に嬉しい1着です。カジュアルな雰囲気が特徴のシングル2つボタンのパッチポケットデザインで、背裏や袖裏のない1枚仕立ての軽量仕様になっています。コンパクトに収納可能で持ち運びにも便利です。 2017年春夏シーズンより同素材のトラウザーズ(本体価格¥16,000+税)も展開。セットアップとしても着用可能です。トラウザーズは、ウエスト部分にゴム素材を使用した、ストレスフリーな履き心地のイージーパンツです。裾に向かってテーパードさせたすっきりとしたシルエットになっています。 |

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(婦人) |
---|---|
商品名: | フレンチリネンブラウス |
素材: | 麻100% |
色展開: | ホワイト、ネイビー、パープル |
サイズ: | 36、38 |
価格: | 本体価格 ¥15,000+税 |
商品特長: | Vネックのバンドカラーに少したるませたボリューム袖がデザインポイントのオーバーブラウス。 袖のボリューム感とのバランスで、身頃も大袈裟過ぎないサイズ感にしています。 タイトスカートや、パンツにも合わせやすいデザインです。 フランス産のリネンを原料に使用した手触りの良い素材です。 ※家庭洗濯可能です。 |
2017年3月 店頭販売概況
2017年3月 気候と商況
3月の気候は、高気圧に覆われる日が多く、全国的に月間日照時間が多い月でしたが、大陸からの冷たい空気がたびたび流れ込んだため、気温が低くなる日が多く、西日本では2011年以来6年ぶりに月平均気温が低くなりました。特に月末の気温低下が顕著となり、21日に東京都心としては9年ぶりとなる全国で最も早い桜の開花宣言がありましたが、その後の寒の戻りによって、4月に入っても満開にならない状況が続きました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、低い気温の影響を受け、春物衣料の動きが鈍い状況となりましたが、化粧品などのインバウンド需要が好調に推移したことで、そのマイナス分を補い、主要百貨店においては概ね増収となりました。
そのような市況の中、当社においても春物衣料の動向は鈍く、この時期に売上規模の大きいスプリングコートなどの「非ウールコート」は店頭販売額が前年比84%、「ジャケット」は同95%と厳しい結果となりました。そのような中、スポーティーなスタイルが好評となった「ブルゾン・アウター」が同108%と伸長し、また、婦人服では「パンツ」「スカート」が共に同103%となり、これまでパンツ一辺倒だったボトム需要に変化の兆しが垣間見える結果となりました。
上記の結果、当社既存事業における店頭販売額は前年比93%となり、全社店頭販売額においては、既に終了したブランドの影響により前年比86%で推移しました。
3月 店頭販売実績(前年比)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 100% | 87% | 86% | |||
既存事業※ | 110% | 93% | 93% | |||
紳士服事業(既存) | 108% | 96% | 92% | |||
婦人服事業(既存) | 113% | 92% | 94% | |||
マッキントッシュ事業 | 147% | 108% | 93% | |||
ポール・スチュアート事業(既存) | 95% | 86% | 87% | |||
エポカ事業 | 98% | 91% | 88% | |||
アマカ事業 | 87% | 79% | 88% | |||
エヴェックス事業 | 91% | 80% | 86% | |||
トゥー ビー シック事業 | 98% | 88% | 96% | |||
ラブレス事業 | 118% | 102% | 108% | |||
基幹7事業合計 | 114% | 95% | 91% | |||
EC・通販 | 132% | 118% | 134% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年3月 商品動向
<紳士服>
紳士服では、桜の開花とともに3月後半から春物衣料が稼動し始め、合繊素材のスプリングコート等の店頭販売額は前年対比5%増(既存事業)、「ブルゾン・アウター」が同4%増(既存事業)となりました。一方で、この時期に堅調なビジネス需要が伸び悩み、「スーツ」「ジャケット」は、約1割近く減少しました。
春物アイテムの中では、ライナー着脱可能なコート、カモフラージュ柄MA-1タイプや合繊素材を使用したM-65タイプのブルゾン、スポーツテイストのショートブルゾンなどが好調に推移しており、これから長く着用できることや生地に肉感のあるタイプがジャストシーズンで着用できるアイテムとして人気となり売上を牽引しました。また、この時期の送別シーズンには、形態安定加工を施したハンカチや消耗品であるソックスといったアイテムがギフト需要として好評となり「雑貨アイテム」も2月に引き続き健闘しました。
<婦人服>
婦人服においては、3月における店頭販売額の規模が最も大きなアイテムであるスプリングコート等の「非ウールコート」が2割近く減少しましたが、春に向けて軽めの装いに需要がシフトしてきたことやコーディネートにスポーティーな要素を取り入れることがトレンドでもあることから「ブルゾン・アウター」が店頭販売額で前年比116%。また、3月の店頭販売額の規模が2番目に大きな「ニット」アイテムについては同93%となった一方で、フレアスリーブ・ボリューム袖タイプなど、今シーズンのトレンドアイテムである「シャツ・ブラウス」は同112%となり、市場での流れと同様に袖にデザイン性のあるタイプが良い動きとなりました。ボトムにおいては、昨年秋冬からガウチョ・ワイドパンツ人気により「パンツ」(同103%)に押され気味だった「スカート」が同103%、花柄・ギャザータイプ・ひざ下丈等の要素がポイントとなる商品の動きが良い傾向となりました。

ブランド: | エポカ ウォモ(紳士) |
---|---|
商品名: | カモフラジャカードMA-1 |
素材: | 綿50%、ナイロン50% |
色展開: | ネイビー、カーキ |
サイズ: | 44、46、48、50 |
価格: | 本体価格 ¥46,000+税 |
商品特長: | 身頃部分は光沢のあるカモフラジャカード素材、袖部分は高密度で光沢のある平織素材を採用。製品染めによりあらわれるパーツごとのグラデーションは色気を感じさせ、製品全体に生まれる膨らみ感のある表情は、シーム部分のかすかな縫い縮みと共に、こなれた雰囲気を演出します。 |

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(婦人) |
---|---|
商品名: | リバティプリントギャザータックスカート |
素材: | 綿100% |
色展開: | ピンク系、ネイビー系 |
サイズ: | 34、36、38、40 |
価格: | 本体価格 ¥19,000+税 |
商品特長: | リバティプリントを使用した膝が隠れるくらいのギャザータックスカート。贅沢に生地を使用しながらも、膨らみを抑えたこだわりのパターンがポイントです。IVY(アイビー)という名のリバティプリントで、密集した葉や枝の間に大きな花が咲き誇るよう描かれています。 ※家庭洗濯可能です。 |
2017年2月 店頭販売概況
2017年2月 気候と商況
2月の気候は、10日(金)前後の数日間に大陸から強い寒気が流れ込んだ影響により全国的に気温が低下し、西日本の日本海側では大雪となりましたが、月全体としては高気圧に覆われた日が多かったため、穏やかに晴れた日が続き、特に東日本では平均気温が高い月となりました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、チョコレートブームが影響したためか、バレンタイン商戦が好調に推移し、化粧品や宝飾品等のインバウンド需要も春節が1月にずれ込んだにも関わらず堅調な売れ行きとなりました。衣料品販売は依然として低調ですが、マフラー・手袋などの雑貨が好調だった店も多く、営業日が閏年の前年よりも1日少ない状況を考慮すれば、概ね健闘したと言える月となりました。
そのような市況において、当社では昨年よりも冬物セール品販売の比重が高くなったこともあり、「ウールコート」の店頭販売額が前年対比約3割増(既存事業)で推移しましたが、その一方で、店頭販売額の規模が最も大きなアイテムである「非ウールコート」が前年より約2割減少(既存事業)しました。
当社既存事業における店頭販売額は、2月をもって展開を終了した複数ブランドの売上減が影響し、前年比93%となり、全社店頭販売額においては、更に、既に終了したブランドの影響もあり前年比87%で推移しました。
2月 店頭販売実績(前年比)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 100% | 87% | ||||
既存事業※ | 110% | 93% | ||||
紳士服事業(既存) | 108% | 96% | ||||
婦人服事業(既存) | 113% | 92% | ||||
マッキントッシュ事業 | 147% | 108% | ||||
ポール・スチュアート事業(既存) | 95% | 86% | ||||
エポカ事業 | 98% | 91% | ||||
アマカ事業 | 87% | 79% | ||||
エヴェックス事業 | 91% | 80% | ||||
トゥー ビー シック事業 | 98% | 88% | ||||
ラブレス事業 | 118% | 102% | ||||
基幹7事業合計 | 114% | 95% | ||||
EC・通販 | 132% | 118% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年2月 商品動向
<紳士服>
紳士服では、冬物セール品販売の比重が高くなったことで、「ウールコート」の店頭販売額の前年対比が40%増(既存事業)、「手袋」が同17%増と1月に続き大きく売上を伸ばしました。一方で、春物の買い替え需要も見受けられ「ジャケットアイテム」が同3%増となりました。春物で動きの良いジャケットは、清涼感があり程良いシャリ感と涼やかなバスケット組織が特徴の麻とポリエステル素材を使用した伸縮性のあるものや、ざっくりとした組織でカジュアルにも着こなせる素材のジャケットなど、これからの季節、長く着用できるタイプが早くも稼動しています。
また、この時期のバレンタイン需要で人気となった商品は、ハートをモチーフにしたハンカチやソックスがギフトとして人気を集め「雑貨アイテム」も健闘しました。
<婦人服>
婦人服においても、冬物セール品販売の比重が高くなったことから「ウールコート」の店頭販売額が前年対比22%増(既存事業)で推移した一方で、2月における店頭販売額の規模が最も大きなアイテムであるスプリングコート等の「非ウールコート」が3割近く減少しました。
春に向けて軽めの装いに需要がシフトしてきたことから「ブルゾン・アウター」及び「シャツ・ブラウス」はともに同14%増。ブラウスではボリュームやフレアデザインの袖のタイプが今季のトレンドアイテムとして動きがあります。ボトムにおいては昨年秋冬から続くワイドパンツ人気により「スカート」は店頭販売額で前年比88%(既存事業)となりましたが「パンツ」は同103%と引き続きき良い動きをみせました。その他、通勤にも使用できるナイロン生地を使用したトートバックや、はっ水性のあるトートバッグなど「バッグ・ポーチ」が同108%となりました。

ブランド: | ポール・スチュアート(紳士) |
---|---|
商品名: | ラミーバスケットジャケット |
素材: | 麻80%、ポリエステル20% |
色展開: | グレー、ネイビー |
サイズ: | 44、46、48、50、52 |
価格: | 本体価格 ¥63,000+税 |
商品特長: | 麻素材独特の清涼感があり、程良いシャリ感と涼やかなバスケット組織が特徴の素材を使用しています。ジャージーの特性である伸縮性もあり、着心地の良さも魅力のジャケットです。ボトムには、きれい目なトラウザーズやカジュアルパンツとの相性も良く、オンオフで幅広く着用できます。 |

ブランド: | アマカ (婦人) |
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商品名: | ソアパールコンパクトプルオーバーブラウス |
素材: | トリアセテート65% ポリエステル35% |
色展開: | ブラックネイビー、ベージュ |
サイズ: | 38、40 |
価格: | 本体価格 ¥23,000+税 |
商品特長: | ベルスリーブがポイントの今年らしいプルオーバー。同素材のボトムを合わせてセットアップとしてもお召し頂けます。素材は自然なハリ感がある二重織で、トリアセテート特有のドレープ性、膨らみがあります。 |
2017年1月 店頭販売概況
2017年1月 気候と商況
1月の気候は、上旬と下旬に冬型の気圧配置が続かず、寒気の南下が弱かったため、気温が顕著に高くなった日があり、東京では最高気温が13度以上になった日が元日から4日まで続き、また、月末には最高気温が16度や20度近くになった日がありました。一方、中旬から下旬前半にかけては日本付近に寒気が南下し、全国的に気温が平年を下回り、日本海側では中旬は東北地方から山陰にかけて、下旬前半は西日本を中心に大雪となり、広島(広島県)で15日に19cmの積雪となるなど、太平洋側でも大雪となった所がありました。東京でも最低気温が零下になる日が数日続くなど、寒暖の差が激しい月となりました。(一部気象庁発表より抜粋)
百貨店の商況については、円安・株高の影響により化粧品や高額品等、インバウンドの売上が好調に推移し、主要店舗の多くは前年を上回りました。一方、衣料品については、気温の低下によりコートやマフラー等の防寒アイテムが活発に動いたものの、概ね苦戦を強いられる結果となりました。
そのような市況において、当社においても防寒衣料が稼働し、既存事業における店頭販売額で「ウールコート」が前年対比約4割増、「ブルゾン・アウター」が同じく約3割増と好調に推移しました。その他のメインアイテムもほぼ前年を上回り、当社既存事業における店頭販売額は前年比110%と好結果となりました。全社店頭販売額においては、展開を終了したブランドの影響により前年比100%で推移しました。
1月 店頭販売実績(前年比)
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
全社 | 100% | |||||
既存事業※ | 110% | |||||
紳士服事業(既存) | 108% | |||||
婦人服事業(既存) | 113% | |||||
マッキントッシュ事業 | 147% | |||||
ポール・スチュアート事業(既存) | 95% | |||||
エポカ事業 | 98% | |||||
アマカ事業 | 87% | |||||
エヴェックス事業 | 91% | |||||
トゥー ビー シック事業 | 98% | |||||
ラブレス事業 | 118% | |||||
基幹7事業合計 | 114% | |||||
EC・通販 | 132% |
- ※既存事業:
- 展開終了ブランドを除く前年対比が可能な事業
2017年1月 商品動向
<紳士服>
紳士服では、寒い時期に売上が期待される重衣料がジャストシーズン需要で健闘し、店頭販売額で「ウールコート」が前年対比41%増、「ブルゾン・アウター」が同7%増、「ジャケットアイテム」が同12%増となりました。特に好調な重衣料の特徴は、合繊素材にも関わらずウールに似た表面感のある素材を使用したアウターや、ライナー付で春まで長く着用できるタイプが人気となっています。また、この時期はセールの売上シェアが大きくなる中、1月より新規展開している春物においてもフラワージャカード素材を使用したジャケットなど、素材に特徴があり他にはない差別化した商品がいち早く稼動するなど、プロパー商品にも動きが見られました。
<婦人服>
1月はコートやブルゾン・アウターなど防寒要素のアイテムの動きが良く、店頭販売額で「ウールコート」が前年対比43%増、「ブルゾン・アウター」が同95%増、「ダウンコート・中綿コート類」が同52%増と大きく伸ばしました。また全アイテムの中で、この時期最も店頭販売額の規模が大きい「ニット」アイテムにおいても、明るい色を中心にプルオーバーやカーディガンが好調となり同13%増となりました。ボトムにおいては昨年秋冬から続くワイドパンツ人気により「スカート」は店頭販売額で前年比89%となりましたが「パンツ」は同120%と引き続きよい動きをみせました。

ブランド: | ザ・スコッチハウス(紳士) |
---|---|
商品名: | ソフトウーリー ノックヒルジャケット |
素材: | ポリエステル100% |
色展開: | グレー、ブルー |
サイズ: | S、M、L、LL |
価格: | 本体価格 ¥49,000+税 |
商品特長: | ウールと見紛う様な深みのあるTOP調のポリエステルのギャバジンとヘリンボーンを用いることで、同系色でトレンドの異素材使いに仕上げています。活動的な着丈とシルエットでスッキリとしたスタイリングを実現しました。上質感と柔らかさ、見た目よりも軽いウエイトを併せ持つオーバージャケットです。 |

ブランド: | マッキントッシュ フィロソフィー(婦人) |
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商品名: | ビッグケーブルニットプルオーバー |
素材: | 綿60% アクリル40% |
色展開: | ホワイト、ピンク、ネイビー |
サイズ: | 38 |
価格: | 本体価格 ¥23,000+税 |
商品特長: | ケーブル柄のニットプルオーバー。ざっくりと編まれ、立体感のあるケーブルが印象的なニット。身頃から裾にかけてゆったりとしたシルエットがフェミニンな雰囲気を引き立てます。 ※家庭洗濯可能です。 |