プラスチック使用削減
Reduction of plastic use

三陽商会は、石油由来のプラスチック製品をできる限り生み出さないことを目的に、2020年3月から全店舗でプラスチック製ショッピングバッグの使用を廃止して紙製のショッピングバッグに切り替える「プラスチック製ショッピングバッグの使用ゼロ化」を実施しています。
また、紙製ショッピングバッグについても、CO2排出量削減につながる環境配慮型素材である認証紙、再生紙、非木材紙への切り替え等をすすめ、CO2削減に努めます。
更に一部のブランドショッパーについては、紙製ハンドルを使用し、本体共にすべてリサイクルが可能となっています。
同時に、紙製ショッピングバッグの使用を減らしてCO2排出削減を進めるために、ショッピングバッグの使用を辞退されるお客様さまへ「ECOポイント」を進呈しています。
一方で、商品梱包資材の一部に使用しているプラスチック製品については、廃棄せずリサイクルしていく実証実験を、一部の店舗で開始しています。
環境配慮型資材への切替

当社は、環境に配慮した資材を使用したショッピングバッグへの切り替えを順次行っています。
- 地球温暖化に繋がる森林減少を防ぐ為、適切に管理された森林資源を使用した認証紙の使用促進
- 新たな資源をできるだけ使用しない為、リサイクル素材を配合した再生紙・非木材紙・バイオマス不織布等の使用促進
- ショッピングバッグ表面に植物由来成分を含む水性特殊インキで印刷することで、雨天時にもビニルカバーの使用が不要となるような仕様の見直し
ECOポイントサービスの推進
「ECOポイントサービス」の実施は、紙製のショッピングバッグの使用削減を目的としています。店頭での商品ご購入時にショッピングバッグをご不要とされるお客さまに、「サンヨー・メンバーシップ」対象店舗において割引として使える「ECOポイント」を付与しています。限りある資源についてお客さまと共に考え、環境負荷軽減に寄与していきます。
「ECOポイント」の付与はショッピングバッグの使用削減にご協力いただいた証であり、このサービスを通して、当社はお客さまと共に持続可能な社会への取り組みを進めていきます。
物流過程におけるプラスチック製の梱包資材のリサイクル
~企業横断型の取り組み
当社は、地球環境に配慮し、環境負荷の低い物流を目指して、CO2排出量・資源使用量・廃棄物量の削減を図るべく、物流過程におけるプラスチックのリデュース・リユース・リサイクルを推進し、プラスチックの使用削減、マテリアルリサイクルに取り組んでいます。
指標と目標
1. 環境配慮型資材への切替(2030年度)
- 認証紙、再生紙、非木材紙への切替100%
- 雨用カバー(ビニル製)ゼロ化
2. プラスチック製の梱包資材のリサイクル(2030年度)
- ハンガーカバー、ニットカットソー用包装プラスチックのマテリアルリサイクル率:50%
実績進捗
1. 環境配慮型資材への切替
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
認証紙、再生紙、非木材紙への切替 | 14.0% | 62.1% | 96.8% |
雨用カバー(ビニル製)の使用量 | 815㎏ | 704㎏ | 639㎏ |
2. プラスチック製の梱包資材のリサイクル
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
ハンガーカバー、ニットカットソー用包装プラスチックのマテリアルリサイクル率 | 3.9% | 6.3% | 11.5% |