環境配慮型素材を使用した製品づくり
Manufacturing products using environmentally friendly materials
三陽商会は、ものづくりの企業としてサステナブルな視点を持ち、商品の原料や素材を見直すことで、事業活動に伴う環境負荷を減らすと共にお客さまにサステナブルなファッションを提案・提供します。CO2排出量や水の使用量の少ない環境配慮型素材の使用を増やすことにより、環境負荷を減らし地球にやさしい原材料調達、及び商品開発を行っていきます。
常に当社のタグライン「TIMELESS WORK. ほんとうにいいものつくろう。」を志向し、お客さまに高品質で長くご愛用頂ける商品を提供することによるサステナブルな活動を推進します。
当社は、2022年に当社の目標の基準となる環境配慮型素材を定義しました。
海外の先行事例である「ECOALF(エコアルフ)」の基準を参考に、国内の主要サプライヤーと協議・検討し、サステナビリティ委員会で決定した自主基準で、この環境配慮型素材の使用を2030年度に全生産数量の30%にすることを目標にしています。
素材分類 | 素材例 |
---|---|
リサイクル素材 | リサイクルコットン リサイクルウール リサイクルポリエステル リサイクルナイロン リサイクルダウン |
再生繊維・半合成繊維 | キュプラ レーヨン セルロース リヨセル アセテート |
オ―ガニック素材 | オーガニックコットン |
その他サステナビリティ素材 | 麻 バイオマス素材(PLA等) 無染色、草木染め等 |
- 再生繊維はGHG排出量削減に貢献する一方、環境や人体に悪影響を与える危険化学薬品の使用や、原料採取が森林破壊につながるとする見解がある事を認識
- バージンコットンはオーガニックであるか否かにかかわらず水の使用量が多い為、可能な限りリサイクルコットンの使用を推奨
- 必要に応じて随時更新予定
指標と目標
全生産数量における環境配慮型素材使用率:30%(2030年度)
実績進捗
環境配慮型素材の使用
2023年度 | |
全生産数量における環境配慮型素材使用率 | 19.4% |
社内インセンティブ制度
SANYO アワード(プロダクト部門)サステナブル賞
当社は、サステナブルな観点で優れた商品の開発を促進することを目的として、社内表彰「SANYOアワード※」のプロダクト部門に「サステナブル賞」を設けています。2022年度の表彰から新設された「サステナブル賞」は、当社の全ブランドにおいて生産・販売した商品を対象として、サステナブルに配慮し、取り組みや話題性、消化率を総合的に判断して選出し、受賞した商品に携わった企画チームにインセンティブを付与しています。
- SANYOアワード:長年販売員表彰式として継続的に行っていた社内表彰の名称を2017年に「SANYOアワード」と改め、「リテール部門」に加えて「プロダクト部門」を追加して拡充。この社内表彰により、当社は、商品開発から販売まで一貫したサービスを提供する従業員の士気向上を図り、更なる「商品力」と「販売力」の強化に繋げることを目指しています。
受賞商品
2023年度「SANYOアワード」プロダクト部門 サステナブル賞
CAST:
「プリーツコンビブラウス」
選出のポイント
- CAST:の人気商品であるデザインブラウスに再生ポリエステル繊維を使用
- しわになりにくい素材と優れたデザインでヒットアイテムに
- 環境配慮とファッション性を兼ね備えた商品
受賞商品
2022年度「SANYOアワード」プロダクト部門 サステナブル賞
MACKINTOSH PHILOSOPHY
「トロッター ブレザー #096」
選出のポイント
- 主力商品のシリーズでサステナブルに配慮した取り組みを実施
- 服からリサイクルした再生ポリエステル糸を使用
- 家庭洗濯が可能
- 交換用のボタンにより、雰囲気を変えて長くご愛用いただけるように工夫(店舗限定カラーのみ)