温室効果ガス排出量の削減
Reduction of GHG emissions
気候変動の要因とされる温室効果ガス(GHG)排出量の削減に向けた取り組みにより、環境負荷の低減につなげていきます。
サステナビリティ委員会による温室効果ガス(GHG)排出量の管理
2021年9月に「サステナビリティ委員会」を設置、GHG排出量削減目標を定め、省エネルギー化、サプライヤーと連携した施策の立案等、包括的に企画管理しています。達成に向けた定量情報のモニタリングおよび情報開示を今後も行っていきます。
三陽商会の温室効果ガス(GHG)排出量削減目標
- 2030年度までにScope1・2のGHG排出量を2019年度比50%削減
- 2030年度までにScope3のGHG排出量を2019年度比30%削減
- 2050年度までにScope1・2のGHG排出量ネットゼロ
エネルギー使用削減に向けた取り組み
「エネルギーの使用の合理化等に関する法律 (省エネ法) 」の努力目標である「エネルギー消費原単位年平均1%以上削減」を目標として、店舗・オフィスへのLED照明導入・節電意識の共有等により、省エネルギー化を推進しています。
2022年11月に東京本社ビルにおいてLED照明への切り替えを実施し、以降の同ビルにおける電気使用量は前年対比で8%削減を達成しています。
オフィスでの不要照明の消灯や不要空調のスイッチOFF、および退社時の消灯・スイッチOFF確認、伝票や資料のデータ化による紙のプリント削減を社内啓発し、エネルギー使用の削減に取り組んでいます。
また、エネルギー効率の良いOA機器への入替を順次進めています。
年間エネルギー消費原単位
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
前年からの削減(%) | ▲1.8 | ▲6.8 | ▲4.9 | +2.3 | ▲3.3 | ▲0.5 |
実績進捗:国内事業所(東京本社、大阪支店、名古屋支店、福岡支店、札幌営業所、直営店)
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
電気使用量(千kWh) | 5,033 | 4,682 | 3,638 | 3,735 | 3,587 | 3,563 |
ガス使用量(千㎥) | 156 | 112 | 120 | 120 | 133 | 134 |
水使用量(千㎥)※ | 13 | 13 | 9 | 8 | 8 | 8 |
- 水使用量は、3支店・1営業所を除く東京本社・直営店の合計
サプライチェーン全体での取り組み
温室効果ガス(GHG)排出量削減を目指した自社工場のモデル化
当社は青森・福島にて操業している自社縫製工場の設備点検を定期的に実施し、GHG排出量の定量管理を行っています。工場の責任者と課題共有を行い、GHG排出量の削減計画を立案、モニタリングを実行していきながら、環境課題の解決に貢献しうる、自社工場のモデル化に取り組みます。
社内啓発の一環として、工場の全従業員に向けた情報共有会を行い、コスト・資源量の最少化につながる更なる省エネ化、業務効率の向上、デジタル化、エネルギー転換、廃棄物削減への取り組み等を現場と一体となり推進していきます。活動の成果検証を行い、サプライチェーン全体に情報共有することで、課題解決につなげていく持続可能な仕組みづくりを目指しています。
工場の全従業員に向けた情報共有会(2023年6月に実施)
サプライチェーンへのGHG排出量削減に向けた情報共有
活動事例
工場の全照明のLED化
(青森:2016年9月、福島:2014年8月に実施済)
D2Cによる地産地消プロジェクト
(青森:2019年10月より工場直販開始、ECサイトも開設)
クラウドファンディングプラットフォーム上で「あおもり藍」を取り入れた企画を発表
(2021年8月、2022年8月、2023年8月、2024年10月)
工場の電力をCO2排出係数ゼロプランに切替
(青森:2024年1月、福島:2024年11月)
ボイラ使用の効率化と電気ボイラの一部導入
(福島:2024年8月)
自社工場のGHG排出量
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
GHG排出量(t) | 1,019 | 934 | 880 | 877 | 859 |