アクションレポート

2017年 服育@成増小学校

2017年 服育@成増小学校

2017年の服育授業の3校目は、成増小学校の6年生でした。

先生はデザイナーの山崎祥隆さんとパタンナーの堺澤優子さん。

デザイナーの山崎さんは、デザイン画やボタン帳を見せながら春の麻のコートをデザインする流れを説明しました。特に、様々な種類のボタンが集められたボタン帳には生徒さん達の「わぁ!」という歓声があがり、休み時間にはキラキラとした瞳でそのボタン帳を覗き込んでいました。デザイナーはボタンもデザインして作れるそうです。

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堺澤さんは、パタンナーの仕事をする上で、デザイナーの考えたデザイン通りに洋服をつくること、そして着る人にとって着心地のよい洋服をつくることを大切に考えているとお話しました。ちなみに、この日に堺澤さんが着ていた洋服は、堺澤さんがデザインしてパターンをひいてつくったそうです。

堺澤さん.jpg

服育授業では、生徒さんがデザイナー役とパタンナー役になってトワルチェックを体験します。
トワルチェックとは、 平面のデザイン画を立体の服におとしこむ時にシーチングという白い無地の生地を使ってデザインやシルエットをチェックする工程です。

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写真はコートの袖につける刺繍の位置の確認。
この他にも、ポケットやボタン位置の確認、襟の幅や袖の丈の確認などをします。
生徒さんから「デザイナーとパタンナーで意見が分かれた時はどうしますか?」と鋭い質問も!
「お客さまにいちばん喜んでいただけるものをパタンナーと何度も話しあって作ります。デザインとは使う人のことを思ってなにかを創りだすことなのです。」と答えた山崎さん。
何人もの生徒さんの服育感想文には「いろいろな人が関わって作られた服を大切に着ようと思った」と書いてありました!

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