服育活動

Clothing Education Activities

未来を担う子供たちに向けて、ものづくりの楽しさを体感し、服を長く大切に着る心を育てることを目的に、服育授業の実施、服育に関わる動画の製作、『新宿区「みどりの小道」環境日記コンテスト』へ協賛し、「SANYO服福賞」を設置しています。

※ 『服育』は株式会社チクマの登録商標であり、株式会社チクマの使用許諾に基づき使用しています。

服育授業について

2014年より、都内の小学校を対象に三陽商会のデザイナーやパタンナーが授業を実施しています。服づくりの仕事やプロセスの説明とともに、残布を使ったバッグ製作などを通じて、服をつくる楽しさや、服を長く大切に着る心を育んでいます。

2017年からはエコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター)と協働して新宿区内の子供たちへ授業を実施し、エコギャラリー新宿による環境教育プロジェクト「環境日記」への参加促進に貢献しています。

ものを長く大切に使う心を育てる

服育授業では、服づくりに携わるデザイナーやパタンナーの仕事に触れる体験を通して、身の回りにあるものは多くの時間と人の手がかかっていることを伝え、服をはじめとした身の回りのものを大事に使うことの大切さについて伝えています。

また、サステナブルな考え方のひとつである「アップサイクル」の実践として、当社の残反を使用したうちわやマスクケースづくりを体験してもらうことで、安易な廃棄をせず、限りある資源を将来の世代に繋いでいくことの重要さを伝えることもテーマに掲げています。当社の技術や服づくりへのこだわりを活かし、子供たちに向けた学習の場を継続的に創出していきます。

服育授業の写真 服育授業の写真 服育授業の写真

新宿区の服育授業実施における生徒数

合計 706名
2023年 西新宿小学校 50名
エコギャラリー新宿 40名
2022年 落合第二小学校 73名
エコギャラリー新宿(オンライン授業) 40名
2021年 津久戸小学校・富久小学校 84名
エコギャラリー新宿(オンライン授業) 40名
2020年 エコギャラリー新宿(オンライン授業) 31名
2019年 淀橋第四小学校・津久戸小学校・西新宿小学校 160名
エコギャラリー新宿 48名
2018年 エコギャラリー新宿 24名
2017年 落合第三小学校 66名
エコギャラリー新宿 50名

その他の地域での服育授業実施における生徒数(デザイナー・パタンナーによる服育授業)

合計 約800名
2020

2023年
新型コロナウイルス感染症の影響により中止
2019年 駒本小学校(文京区) 約50名
2018年 駒本小学校(文京区) 約50名
2017年 駒本小学校(文京区)・白百合学園小学校(千代田区)・成増小学校(板橋区) 約230名
2016年 駒本小学校(文京区)・白百合学園小学校(千代田区)・成増小学校(板橋区) 約230名
2015年 駒本小学校(文京区)・筑波大学付属小学校(文京区)・天沼小学校(杉並区)・浜川小学校(品川区) 約160名
2014年 駒本小学校(文京区)・天沼小学校(杉並区) 約80名

服育動画

2014年より実施してきた小学校における服育授業の実績を活かし、場所や時間にとらわれない学習の場を創出することを目的に子供たちに向けた服育授業の動画を製作し、三陽商会の企業サイト内に「学ぼう!服のこと ~服育動画~」のページを設け掲載しています。
三陽商会では今後も継続して、幅広い年代に向けた学習の場を継続的に創出してまいります。

「学ぼう!服のこと ~ 服育動画 ~」について

「学ぼう!服のこと ~服育動画~」では、"知る・学ぶ"と"つくる"の2つのカテゴリーに分けて動画を掲載。"知る・学ぶ"では当社の事業内容に触れながら、素材から服ができるまでの過程や、アップサイクルという考え方について出題を交えて紹介し、"つくる"では、 アップサイクルを体感してもらうために残布の活用方法について紹介しています。

SANYO服福賞

新宿区に本社を置く三陽商会は、エコギャラリー新宿(新宿区環境学習情報センター)が主催している「新宿区『みどりの小道』環境日記コンテスト」に協賛し、2018年度より服や布に関する優れた作品を表彰する企業賞として「SANYO服福賞」を創設しました。
「SANYO服福賞」の表彰を通じて、子供たちがものを長く大切に使う心を育む環境教育に地元企業として貢献しています。

「SANYO 服福賞」について

新宿区立小学校の子供たちを対象とした「新宿区『みどりの小道』環境日記コンテスト」は、新宿区立の全ての小学校に「新宿区『みどりの小道』環境日記」を配布しており、例年1,000点前後の応募作品に対して、三陽商会では服や布に関する優れた日記を書いた子供たちを「SANYO服福賞」として選出し、表彰しています。

「SANYO服福賞」への選出を通じて地域の子供たちと交流することで、服やものを大切に長く使うことの大切さを伝えると共に、服や布のアップサイクルやエコな取り組みの実践を企業として応援しています。

SANYO 服福賞の写真 SANYO 服福賞の写真 SANYO 服福賞の写真

「SANYO服福賞」これまでの受賞者内訳

2023年度 5名(優秀賞2名、特別賞3名)
2022年度 5名(優秀賞3名、特別賞2名)
2021年度 7名(優秀賞4名、特別賞2名、SANYO服福マイスター1名)
2020年度 5名(優秀賞4名、特別賞1名)
2019年度 5名(優秀賞3名、特別賞2名)
2018年度 5名(優秀賞4名、特別賞1名)

『新宿区「みどりの小道」環境日記コンテスト』への応募数

2023年度 区内19校より886点
2022年度 区内24校より1,204点
2021年度 区内24校より1,193点
2020年度 区内17校より747点
2019年度 区内21校より1,061点
2018年度 区内21校より910点

EARTH TO WEAR活動

EARTH TO WEARロゴ

2017年にスタートした有志社員によるプロジェクト。残反を使用したワークショップを開催するなど、"服づくりの背景"や"ものづくりの楽しさ"を伝えながら、生活者と当社社員が"サステナブル"を共に考える機会をつくっています。