アクションレポート

2014年 服育授業@駒本小学校

2014年 服育授業@駒本小学校

三陽商会の「服育」の一環として、本年度より東京都の学校で「服育授業」をスタートしました。

第1回・服育授業は7月2日に文京区の駒本小学校で実施しました。
5年生の生徒さん(35名)の家庭科の課題である「バッグづくり」にポール・スチュアートブランドのデザイナー山本さんと生産戦略パタンナーの高橋さんが登壇しました。
授業では、「デザインとはなにか」から「服ができるまでの」を教えました。
そして山本さん高橋さんがそれぞれデザイナーとパタンナーの仕事の話をした後、生徒さんたちが実際に自分の好きなバッグのデザインを考え、型紙や縫い方を理解し、生地や付属を選ぶまでを、45分の授業2コマの90分間、分刻みのタイムスケジュールで進めましたが、生徒さんたちの集中力は途切れることおなく充実した内容の授業ができました。
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特に、なりきりデザイナーさならが思いやこだわりを絵にして、それをもとに色や柄や素材を選んでいる時は一番楽しそうでした。 (今回の服育授業ではデザインするところまで。縫うのは夏休みをはさんで7月から9月までの間に完成させます。)
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デザイナーの山本さんが、デザインする際に①コンセプトを考える ②イメージを膨らます ③デザイン画をかく ④生地や付属を選ぶ (注:服育授業のプログラムにあわせているので実際の企画のプロセスとは違います)ことを説明し、今回のバッグづくりもこのプロセスに沿ってデザインを進めてきました。
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先生たちからは、コンセプトを考えて更にデザイン画まで描ける生徒はそんなにいないのではと懸念していましがが、実際やってみると殆どの生徒たちができていました。 ある生徒さんは、フロントは静かでバッグが賑やかな「住宅街」というコンセプチャルなバッグのデザインをみせてくれてとても驚きました。
また、授業後生徒さんと先生たちからとったアンケートによると、デザイナーやパンナーの仕事の内容が理解できたか?という質問に対してとても理解したと答えた生徒は66%、デザインする時に使う相手のことや使いやすさを考えることが大切だと理解できたか?という質問に対して、とても理解したと答えた生徒は77%という結果をみても大人が考えている以上に子供たちの理解力が高いことがわかり、今後の服育授業にこの結果を生かしていこうと思います。
11月には杉並区の天沼小学校でエプロンを作ります。
今からとても楽しみです!
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