取り扱い表示

Care Labels

取り扱い表示のポイント

取り扱い表示は「 5つの基本記号 + 付加記号 + 任意の付記用語」で構成されています。

5つの基本記号

左から「洗濯」「漂白」「乾燥」「アイロン仕上げ」「商業クリーニング」の順に並んでいます。

常にこの並び順はありません

表示記号が省略されている場合はその記号が意味する処理方法がすべて可能という意味になります。

付加記号

文字ではなく、付加記号などの記号や数字により、<強さ>や<温度> <禁止>を表します。

強さ 線なし
通常

弱い

非常に弱い

禁止
温度
低い


高い

「-」線は多い方が、「・」は少ない方が、デリケートな取り扱いが必要であるということを表しています。

付記用語

記号だけでは伝えられない情報は、簡単な言葉で記号の近くに付記用語として記載される場合があります。

例えばアイロンをかける場合に"あて布"をする必要のあるものには "あて布使用"と記載される。

例)あて布使用

取り扱い表示記号一覧

基本記号は5つですが、乾燥では「タンブル乾燥」と「自然乾燥」の2つとクリーニングでは「ドライクリーニング」と「ウエットクリーニング」の2つの記号がそれぞれ並ぶので実際に表示される記号は最大で7つです。

記号は最大7つですが布ラベルの幅により上下二段に分かれて表示されることもあります。記号の順番は変わりません。

高い・強い

 
 
 

低い・弱い

家庭洗濯 商業クリーニング
家庭洗濯 漂白 乾燥 アイロン ドライ ウエット
タンブル 自然
           
           
           
           
           
         
         
         
         
       
   
その列の
全てを禁止
 
その列にある
全てが可能
省略 省略 省略 省略 省略 省略 省略

旧表示との対比表

1. 家庭洗濯

旧表示記号 現在の表示記号
1 2 3

洗濯機で洗える

  • 洗濯液の温度は40℃を限度とした通常の洗濯ができる
  • 洗濯液の温度は40℃を限度とした弱い洗濯ができる
  • 洗濯液の温度は40℃を限度とした非常に弱い洗濯ができる
1 2 3

洗濯機で洗える

  • 洗濯液の温度は30℃を限度とした通常の洗濯ができる
  • 洗濯液の温度は30℃を限度とした弱い洗濯ができる
  • 洗濯液の温度は30℃を限度とした非常に弱い洗濯ができる

洗濯液の温度は30℃を限度とした手洗いができる
(手洗いとは「押し洗い」「振り洗い」「掴み洗い」など手でやさしく洗う方法)

家庭洗濯はできない

2. 漂白処理

旧表示記号 現在の表示記号
1 2

漂白剤が使える

  • 塩素系及び酸素系漂白剤が使える
  • 酸素系漂白剤のみが使える

漂白剤は使えない

3. しぼり方

旧表示記号 現在の表示記号

該当なし(付記用語にて対応)

4. 乾燥

旧表示記号 現在の表示記号

(タンブル乾燥)

(タンブル乾燥) ※ 家庭でのタンブル乾燥のみの記号

(該当なし) 1 2 3
  • タンブル乾燥が可能、高温乾燥:排気温度は最高80℃
  • タンブル乾燥が可能、低温乾燥:排気温度は最高60℃
  • タンブル乾燥禁止

(自然乾燥)

(自然乾燥)

1 2 3 4
  • つり干しがよい
  • ぬれつり干しがよい
  • 日陰でのつり干しがよい
  • 日陰でのぬれつり干しがよい
1 2 3 4
  • 平干しがよい
  • ぬれ平干しがよい
  • 日陰での平干しがよい
  • 日陰でのぬれ平干しがよい

5. アイロン掛け

旧表示記号 現在の表示記号
1 2 3

アイロン仕上げができる

  • 底面温度 200℃を限度
  • 底面温度 150℃を限度
  • 底面温度 110℃を限度

アイロン掛けはできない

6. 商業クリーニング

旧表示記号 現在の表示記号

(ドライクリーニング)

(ドライクリーニング)

1 2

パークロロエチレン及び石油系洗剤でのドライクリーニングができる

  • 通常
  • 弱い
1 2

石油系洗剤でのドライクリーニングができる

  • 通常
  • 弱い

ドライクリーニングはできない

(ウエットクリーニング)

(ウエットクリーニング) ※クリーニング店での特殊な水洗い

(該当なし) 1 2 3

ウエットクリーニングができる

  • 通常
  • 弱い
  • 非常に弱い

ウエットクリーニングはできない

  • JISの表現を分かりやすく一部変更しています