取り扱い方法

Care Instructions

家庭で洗濯やアイロン掛けをする場合

下の図のように記号が示す強さか、それよりも弱い範囲内で洗濯、アイロン掛けをしましょう。
洗濯機洗い・手洗いの両方ができるの記号のなかには、30・40などの数字が組み合わされていて、洗濯液の上限温度を表しています。
表示よりも強く(高く)扱うと、衣類にダメージを与える可能性があり、注意が必要です。

家庭洗濯記号が示す目安

家庭洗濯記号が示す洗濯時の強さ、洗濯方法の図
アイロンの温度の図

代表的な手洗いの方法

汚れた部分が外側になるように衣類をたたみ、洗濯液が繊維の間を通るように、手のひらで押したり、浮かせたりを繰り返して洗います。

かたくずれに気を付けて優しく洗いましょう。

振り洗い:ブラウス等の薄い織物向き

衣類を洗濯液に浸し、洗い桶の中で両端を優しくつまんで前後左右に振るようにして洗います。

漂白剤を使う場合

家庭洗濯用の漂白剤は一般的に、下記のような種類があります。
衣類に付いている「漂白記号」や記号の近くに書かれている付記用語を確認して、使用可能な漂白剤を使いましょう。

  • 使用の際は漂白剤に記載している用途や注意事項、使用条件などを守りましょう。
漂白剤の種類 塩素系漂白剤 酸素系漂白剤
塩素系 粉末 液体
特徴 使えるのは白物のみで、
素材も限られている。
基本的に白物や色柄物に使えるが、使えない素材もある。 白物や色柄物に使える。
(毛・絹に使用できるものも多い)
漂白記号との適合

×
(毛や絹は×)

× × ×

酸素系漂白剤

酵素系漂白 色柄物にも安心

酸素系漂白剤のパッケージ例

色柄物に使える漂白剤です。

パッケージには「酸素系漂白剤」や「色柄物にも」などと書かれています。

ただし、粉末タイプのものは毛や絹には使用できません。

漂白剤入りの洗剤

の表示のある製品には漂白剤入りの洗剤は使用できません。洗剤の成分表示や用途欄も確認しましょう。

乾燥させる場合

家庭で行うタンブル乾燥(機械乾燥)

下のようなタンブル乾燥の記号があれば、家庭用のタンブル乾燥機を使って乾燥させることができます。点「・」は乾燥温度を表します。

家庭用タンプル乾燥機が使える記号

ヒーターを「強(高温)」などに設定

ヒーターを「弱(低温)」などに設定

タンブル乾燥機

一体型 乾燥独立型

機械の中で洗濯物を回転させながら温風で乾燥する衣類乾燥機。

日本では、洗乾一体型洗濯機や回転式衣類乾燥機がこれにあたります。

素材と乾燥温度

ナイロンなど合成繊維は耐熱温度が低いため、乾燥温度に注意が必要です。

乾燥後はすぐに取り出しましょう。

セーター、ポロシャツ、Tシャツなどニットやジャージは縮みやすいので表示を確認しましょう。

自然乾燥の記号と干し方(外干しや室内干し)

つり干し

脱水後、ハンガーにかけるか、小物干しなどにつるして干します。

平干し

脱水後、ハンガーにかけるか、小物干しなどにつるして干します。

ぬれ干し

線が2本の場合は、洗濯機による脱水や、手でねじり絞りをしないで干します。
水が垂れて干す場所がない場合は、タオルなどで軽く水分を取るといいでしょう。

陰干し

「斜線」が有る場合は直射日光を避け、日陰で干します。

クリーニング店へ依頼する場合

などで示された記号は、商業クリーニング(クリーニング店)での取り扱い表示です。

はドライクリーニングの有機溶剤の種類です。

はウエットクリーニングを表しています。

があれば、家庭洗濯禁止であっても、クリーニング店での水洗い洗濯を依頼できます。

家庭では洗濯できない大きな製品や仕上げが困難な製品、かたくずれが心配されるデリケートな衣類など、家庭での水洗いや乾燥・アイロン掛けでは、衣類にダメージを与える可能性がありますが、専門家による特殊な技術で行う水洗いと仕上げであれば水洗いのダメージを最小限に留めることができます。

日本のクリーニング店の主な洗濯方法

ドライクリーニング

水で洗うとかたくずれしやすい衣類を対象とした、パークロロエチレンや石油系溶剤などの有機溶剤を用いた洗濯です。

ウエットクリーニング

専門家による特殊な技術で行う水洗いと仕上げを含む洗濯です。

ランドリー

対応する記号はありません。
専門家の管理の下、ワイシャツやシーツなどを対象とした高温での洗濯です。