2023年度の温室効果ガス排出量において第三者検証報告書を取得

2025年5月26日 プレスリリース サステナビリティ

株式会社三陽商会(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:大江伸治)は、2023年より「持続可能な地球環境への貢献」をマテリアリティの一つに掲げ、事業活動に伴う温室効果ガス(以下GHG)排出量の削減を通して気候変動対策に取り組んでいます。

この度、GHG排出量の2023年度Scope1・2・3(カテゴリ1~7・11・12・15、連結・非連結子会社を含む)について、排出量データの信頼性向上を目的として、一般財団法人日本品質保証機構(JQA)に第三者検証を依頼し、検証報告書を取得いたしました。
本検証は、国際的な基準である「ISO14064-3」に準拠して実施されており、この取得は、当社がステークホルダーの皆さまに提供するデータの正確性と信頼性を一段と高めるものです。

当社は今後も、GHG排出量削減目標の達成に向けた活動を推進するとともに、定量情報のモニタリングおよび透明性の高い情報開示を行ってまいります。

■第三者検証を実施した2023年度Scope1・2・3GHG排出量実績

Scope 2023年度 (単位:t-CO2)
Scope1 928
Scope2 ロケーション基準 1,844
Scope2 マーケット基準 1,574
Scope1+2 合計 2,501
Scope3(カテゴリ1~7・11・12・15) 合計 37,295 

 ・Scope1: 事業者自らによるGHG直接排出
 ・Scope2: 電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
 ・Scope3: サプライチェーン上での排出等

<検証範囲>
・対象範囲: 株式会社三陽商会 及び 連結・非連結子会社3社
・対象期間: 2023年3月1日~2024年2月29日
・対象項目: エネルギー起源CO2を対象とした温室効果ガス(GHG)排出量(Scope1・2・3カテゴリ1~7・11・12・15)

■温室効果ガス排出量削減の取り組みと中期目標

三陽商会は、2023年より「持続可能な地球環境への貢献」をマテリアリティの一つに掲げ、事業活動に伴うGHG排出量の削減を通して気候変動対策に取り組んでいます。
省エネ推進のため、店舗やオフィスにLED照明を導入し、2024年12月には本社ビルを再生可能エネルギー100%電力に切り替えました。また、環境配慮型素材の使用、在庫・廃棄削減、プラスチック使用削減とリサイクルを推進しています。さらに、サプライチェーン全体でのGHG排出量削減を目指し、自社工場のモデル化を進めています。

<2030年度温室効果ガス(GHG)削減目標>
・2030年度までにScope1・2のGHG排出量を2019年度比52%削減
・2030年度までにScope3(カテゴリ1・3・4・12)のGHG排出量を2019年度比30%削減