2021年度「SANYO服福賞」オンライン表彰式&ZOOM座談会を開催

2021年12月6日 お知らせ

2021年度新宿区「みどりの小道」環境日記コンテストに協賛

企業賞「SANYO服福賞」としてオンライン表彰式&ZOOM座談会を開催

~新宿区の小学生7名を表彰~

12月4日(土)に行われたオンライン表彰式&ZOOM座談会の様子

12月4日(土)に行われたオンライン表彰式&ZOOM座談会の様子

三陽商会は、「2021年度新宿区『みどりの小道』環境日記コンテスト」に協賛し、今年で創設4年目となる「SANYO服福賞」として、区内24校より1,193点の応募があった中から、服や布に関する優れた日記を書いた小学生7名を選出しました。また本年度は4年目ということもあり、既存の「優秀賞」・「特別賞」のほかに、数年に渡り継続して服や布に関して優れた日記を書いた小学生を表彰する「SANYO服福マイスター」を新たに加えました。12月4日(土)には、受賞者4名、エコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター)と当社が参加し、オンライン表彰式とZOOM座談会を開催しました。当社はこの取り組みを通じて、地域の子供たちに対し、服やモノを大切に長く使うことを伝え、服や布のアップサイクルやエコな取り組みの実践を企業として応援しています。

オンライン表彰式&ZOOM座談会について

例年、エコギャラリー新宿(新宿区立環境学習情報センター)で開催される「新宿こども環境シンポジウム」の中で、「SANYO服福賞」の表彰式が行われてきましたが、2020年度からは新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況を鑑み、「SANYO服福賞」の表彰式をオンラインで開催しています。2021年度に開催したZOOM座談会では、参加した受賞者4名が環境日記に取り組んだ感想や服や布に関する取り組みの発表をし、当社からは服育を含むサステナビリティ活動についての紹介等をすることで、服やモノを大切に長く使う大切さについて相互理解を深めました。

オンライン表彰式の様子

オンライン表彰式の様子

環境日記の感想を述べる受賞者

環境日記の感想を述べる受賞者」

2021年度「SANYO服福賞」受賞者

<優秀賞4名>

学校名・学年 氏名 選出のポイント
余丁町小学校 5年 關 友歌さん 布や服に関する研究・探求心をもって取り組んでいる
津久戸小学校 4年 若林 夏希さん モノを大切に長く使う気持ちをもって、アップサイクルを実践している
天神小学校 6年 金澤 ひなたさん オリジナリティのある発想でアップサイクルに取り組んでいる(姉妹で受賞)
天神小学校 4年 金澤 あかりさん

<特別賞2名>

学校名・学年 氏名 選出のポイント
西新宿小学校 5年 安藤 楽さん モノを大切に長く使う気持ちをもって、アップサイクルを実践している
富久小学校 1年 植田 万詠さん モノを大切に長く使う気持ちをもって取り組んでいる

<SANYO服福マイスター1名>

学校名・学年 氏名 選出のポイント
鶴巻小学校 6年 大杉 紗生さん 毎年アップサイクルを継続して実践した内容を創造性豊かに表現した

受賞者の声

優秀賞:<余丁町小学校 5年 關 友歌さん>

私は受賞の通知を受けてすごくびっくりしました。
今回の受賞はこれまでの小学校生活でもらった賞の中で一番嬉しかったです。環境日記を夏休みに毎日書いたことで、環境問題がより身近に感じられるようになりました。今後は、長く着られる服を選んだり、小さくなった服をリメイクして再利用したいです。

服の素材について調べている様子

服の素材について調べている様子

優秀賞:<余丁町小学校 5年 關 友歌さん>

優秀賞:<津久戸小学校 4年 若林 夏希さん>

賞をもらってびっくりしました。同時に、とてもうれしかったです。
私はいま、綿花を育てています。わたができたら、糸をつくり、副賞でもらった布を使って何か作ってみたいです。また、学校の金管バンドクラブでユーフォニアムを担当しているので、三陽商会さんの出張授業でいただいた布やボタンを使ってマスクケースとマウスピースケースを作りました。

育てている綿花と布をアップサイクルしたマスクケース・マウスピースケース

育てている綿花と布をアップサイクルしたマスクケース・マウスピースケース

育てている綿花と布をアップサイクルしたマスクケース・マウスピースケース

優秀賞:<津久戸小学校 4年 若林 夏希さん>

優秀賞:<天神小学校 6年 金澤 ひなたさん>

1番印象に残っているのは「着られなくなった服を人形の服にリメイク」したことです。人形の服を作るときに使った洋服がレギンスだったので縫うときに伸びてとても大変でしたが、作るのはとても楽しかったです。
サイズアウトした服や、穴が開いて着られなくなってしまった衣類も、アイディア次第で、人形の服やシュシュなど生まれ変わってまた使える事がわかりました。長く使える嬉しさや、作成する楽しさも学べました。服作りは親子でミシンを使うなど一緒に取り組めました。

優秀賞:<天神小学校 6年 金澤 ひなたさん>

着られなくなったレギンスをミシンを使って人形の服にリメイク

着られなくなったレギンスをミシンを使って人形の服にリメイク

着られなくなったレギンスをミシンを使って人形の服にリメイク

着られなくなったレギンスをミシンを使って人形の服にリメイク

優秀賞:<天神小学校 4年 金澤 あかりさん>

1番心に残っているのは、シュシュを作ったことです。着られなくなった服をリメイクして作るのは大変だったけれど、以前からシュシュや人形の洋服を作りたかったのでとても楽しく出来て、捨てるより何かにリメイクした方が良いと思いました。シュシュを作る時はミシンを使って作りました。ミシンでぬっている時は難しかったけれど、楽しかったです。私は初めてミシンを使ったので緊張しましたが、慣れると簡単でした。型にそって切るところは、切るときに布がズレたりして難しかったですが工夫して頑張りました。長年使っていたものがまだまだ活用出来るという事が分かって嬉しかったです。また、この賞をもらえたことも嬉しかったです。

優秀賞:<天神小学校 4年 金澤 あかりさん>

着られなくなった服をミシンを使ってシュシュにリメイク

着られなくなった服をミシンを使ってシュシュにリメイク

着られなくなった服をミシンを使ってシュシュにリメイク

特別賞:<西新宿小学校 5年 安藤 楽さん>

受賞の話を聞いたときは、誇らしい気持ちになりました。
環境日記の活動に参加することで、街の景色が違って見えました。街の中で、エコに関係する事を見つけた時の喜びと、受賞した事を知った喜びと、沢山の喜びをもらえて、この活動に参加してよかったです。

使わなくなった布を使って作ったマスクケース

使わなくなった布を使って作ったマスクケース

優秀賞:<西新宿小学校 5年 安藤 楽さん>

特別賞:<富久小学校 1年 植田 万詠さん>

服福賞が読めなくて何だろうと思いました。お母さんに服や布に関する賞だと聞いてびっくりしました。理由は服や布の特別な事を書いた記憶がないからです。でも、気付かずに関係のある事を書いていてSDGsって凄いと思いました。
表彰状には、ボタンや針やハサミの絵が描いてあってカラフルで嬉しかったです。これからも服や布を大切にしたいです。

使わなくなった布を使って作った雑巾

使わなくなった布を使って作った雑巾

優秀賞:<富久小学校 1年 植田 万詠さん>

【2021年度新設】

SANYO服福マイスター:<鶴巻小学校 6年 大杉 紗生さん>

受賞の知らせを聞いた時は、連続でもらえると思っていなかったのですごくうれしかったです。「マイスター」という言葉の意味がわからなかったのでパソコンで調べてみると、「職人などの名人。巨匠。また、徒弟制度での親方」とありました。毎年頑張って、いろいろな服や布に関するエコについて考えたのが名人級と認めてもらえたようで、さらにうれしかったです。でも、私にとってのマイスターはおじいちゃんです。私のおじいちゃんは、85歳になった今でも洋服の修理屋をしています。私が洋服の袖をハサミで切ってしまった時もわからないように直してくれたし、短くなってしまったズボンの丈をもう少し履けるように伸ばしてくれたりもするのです。そんなおじいちゃんの洋服を大切にする気持ちが、私をマイスターにさせてくれたのかもしれません。

優秀賞:<鶴巻小学校 6年 大杉 紗生さん>

●くまの人形

今回の「リメイク作品展」で一番頑張ったのは、着られなくなった洋服を使って作ったくまの人形です。大変だったのは、顔の刺繍です。かわいい顔にするのがすごく難しかったです。工夫した点は、洋服のレースの部分をスカートにしたり、宝石のビーズを飾りにつかったりしたことと、背中に洋服のサイズのタグをつけたことです。人形を見るたびに、小学生だった頃はかわいいキラキラしたものが好きで、自分がどれぐらいの身長だったかなどを思い出すことができそうです。

着られなくなった服を使って作ったくまの人形

着られなくなった服を使って作ったくまの人形

着られなくなった服を使って作ったくまの人形

●家族で協力した事

洋服のリメイクをしたときはミシンが上手に使えずに作るのが嫌になってしまった時もあったのですが、そんな時はおじいちゃんやお母さんが手伝ってくれました。また、使い古しのタオルを使ってマットも作りましたが、その時もお姉ちゃんと一緒に色の配色を考えながら二人でタオルで三つ編みをしていったのが楽しかったです。

リメイクすることで再び着られるようになった服

リメイクすることで再び着られるようになった服

<当社の「服育授業」と「SANYO服福賞」について>

https://www.sanyo-shokai.co.jp/sustainability/contribution/fukuiku/

服育授業の様子

服育授業の様子

服育授業の様子

※『服育Ⓡ』は株式会社チクマの登録商標であり、株式会社チクマの使用許諾に基づき使用しています。