~ 社員参加によって育てた日本古来の綿を製品化 ~
三陽商会では、当社が考える社会貢献活動である「tihink. SANYO」にもとづき、2013年より栃木県の「渡良瀬エコビレッジ」にある「SANYO COTTON FIELD(300坪)」にて、社員(のべ約350名)が参加して栽培してきた和綿によって製品化したストールを、4月25日より当社直営店「三陽銀座タワー」6階にて販売を開始いたします。当製品は、当社社員はもとより栽培から機織り、染色に至るまで、こだわりをもったエキスパートらの手によって、和の心を大切にしながらつくり上げたものとなり、それらの工程から象徴的な言葉となる「わたつむぎ」を製品名としました。当社は日本古来よりある和綿を通じて、日本の文化と和の心をお届けするものとして当製品を発売いたします。
「わたつむぎ」ロゴマーク
【 製品開発の背景 】
この度、「SANYO COTTON FIELD」にて2013年より栽培を行ってきた和綿の収穫量が紡績出来る量に達したことを受け、社内で実施している「d.school」(※)によって検討した結果、その和綿を使用して製品化する事が決まりました。製品については、年齢や性別を問わず身に着けることができ、日本古来よりある和綿を身近なものとして感じられるアイテムとして「ストール」が選定されました。
(※)d.school:米国、スタンフォード大学発祥のデザイン思考を学びながら、さまざまな分野を超えて新しいものを生み出したり、課題を解決する思考を学ぶ横断型プログラム。
【 製品名「わたつむぎ」に込めた想いについて 】
綿を紡ぐことから由来し、自然のリズムにあわせたものづくりの中にある、人々のつながりの「輪」と日本の「和」、更にことやものがめぐる「環」を意味しています。
【「わたつむぎ」ストールの特徴】
(1)和綿の特徴 |
明治中期まで、100%に近い自給率でした。繊維長が短く弾力性があり、しっとりとした質感を伴っています。夏は涼しく冬は暖かく、日本の四季と多湿な気候にあった特性をもっています。 |
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(2)染色 |
素材本来の色を生かした生成りに加え、日本古来より親しまれている、徳島産の「すくも」と呼ばれる藍染料を使用し、色落ち止め加工を一切使用していない本藍染製品です。 |
【製品概要について】
商品名 | : | わたつむぎ(ストール) |
素材 | : | 綿100% (和綿の割合25%) |
色展開 | : | 生成、先染め(薄い藍色)、後染め(濃い藍色) 計3色 |
サイズ | : | 80cm × 200cm |
価格 | : | 生成 本体価格 ¥17,000 + 税 |
: | 先染め 本体価格 ¥25,000 + 税 | |
: | 後染め 本体価格 ¥25,000 + 税 | |
当社型番 | : | 生成 T17-80-350 |
: | 先染め T17-80-351 | |
: | 後染め T17-80-352 |
【販売について】
4月25日より、当社直営店「三陽銀座タワー(東京都中央区銀座8丁目)」6階にて発売を開始します。
尚、発売期間中にご来店されたお客様には、ご希望の方先着750名に和綿の種を差し上げます。
【製品までの工程】
- 和綿育成
- 紡 績
- 機 屋
- 染 色
- 販 売
(図はイメージ)
【製品化に携わった方々】
<和綿育成>
特定非営利活動法人 渡良瀬エコビレッジ理事長:町田氏
環境に負担を与えることのない、循環型社会の「やまずめぐる暮らし」を目指す農業家。
<紡績>
大正紡績株式会社 繊維事業部長(兼)東京営業所長:近藤氏
オーガニックコットン提唱者であるサリー・フォックス氏に出会ったことをきっかけに、オーガニックコットンを広めることが世界平和につながるとの想いから、生きるもの全てを大切にする工場づくりを目指している。
<機屋>
土田織布:土田氏
綿織物の産地である兵庫県西脇市近隣にて現役として活動を続ける、キャリア60年にも及ぶ機織り職人。
<写真の提供>
KYOKO/BUAISOU:BUAISOU
hirose shinya /SPREAD:和綿育成、土田織布
<染色>
BUAISOU/BUAISOU.製藍所
阿波藍の産地として知られる徳島県上板町を拠点に、藍の栽培から、染料となる蒅(すくも)づくりから、「地獄建て」(蒅に木灰汁、ふすま、石灰のみを混ぜて発酵させる伝統技法)による藍染液の仕込み、及び染色までを自らの手で一貫して行う。
Think. SANYO サイト
https://www.sanyo-shokai.co.jp/sustainability/
Facebook:SANYO CSR
https://www.facebook.com/SANYO-CSR-500822763453471/
以 上