アクションレポート

2019年 服育授業@駒本小学校

2019年 服育授業@駒本小学校

2019年7月5日(金)に東京都の文京区立駒本小学校で服育授業を実施しました。

当日は、5年生の2クラスで当社のデザイナーとパタンナーが先生役として授業を実施しました。
最初に三陽商会の紹介をおこなった後に、デザイナーが「デザインについて」と「デザイナーの仕事について」子供たちに説明しました。

ファッションデザイナーは、シーズン毎に表したいイメージ=テーマを決めて、そのイメージにあった資料を集めてデザインボードを作成し、生地やボタンなどを選んだり、生地自体の絵柄をつくったり、服のデザイン画を描いたりする仕事であること、また、例えば服もペンも机も椅子も全て誰かがデザインしたもので、デザインとはとても身近なものであることを子供たちにわかりやすく伝えます。

子供たちは普段は目にすることのない、デザイン画や生地サンプルなどに興味深そうに触れていました。

デザイン画を描いて素材を決めたら、次はパタンナーの登場です!
「パタンナーという仕事を知っている人はいますか?」という質問にはほとんど誰も手を上げません・・・
まずは「パターンとは何か」そして「パタンナーの仕事とはどんなことか」についてお話します。

パターンを身近に感じてもらうために、先生役のパタンナーが野球ボールやランドセルどんなパターンから出来ているのか、ボール・ランドセルの見本を解体して見せます。

その後、服に関するパターンクイズを出題。子供たちは積極的に手を上げて答えてくれました!

パタンナーの仕事は、デザイナーの描いたデザイン画を基に、着心地など使いやすさを考えながらパターンを引いて、トワルという試作品をつくって、デザイナーとトワルチェックを繰り返して、パターンと仕様書を工場に送って・・・
パタンナーという、服づくりには欠かせない仕事を初めて知り、子供たちは興味深そうに先生役の話に聞き入っていました。

この後は、実際に子供たちにトワルチェックに挑戦してもらいました!

授業は2時間分おこないます。1時間目がデザイナーやパタンナーの説明で、2時間目は子供たちがバッグをつくる製作の時間です。1時間目に学んだことを基に、ひとりひとりバッグのテーマを決めて、デザイン画を描いてから、自分が決めたテーマに沿って、生地や付属を選びます。

子供たちは、「服育授業」の後、夏~秋の家庭科の時間を使ってバッグの製作をおこないます。
どんなバッグが完成するのか、今からとても楽しみです!

こちらが先生役を担当してくれたデザイナー・パタンナーのみなさんです。

これからの未来を担う子供たちが、デザイナーやパタンナーと出会う体験を通して、モノづくりの楽しさを体感し、服をつくる仕事に少しでも興味を持ってもらえたら。
また、誰かが想いを込めてつくったもの(服)を大切に使う心を育めたら。
服育授業はそんな思いでおこなっています。

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