アクションレポート

2019年 種まき

2019年 種まき

三陽商会は、2013年より栃木県栃木市の特定非営利法人渡良瀬エコビレッジにて日本古来の和綿の栽培をスタートしました。
和綿は、明治中期まで100%に近い自給率がありましたが、高度経済成長に伴い安い綿が輸入されるようになったため需要が減少し、現在日本で和綿を育てている畑は日本で数ヵ所となってしまいました。
そのひとつが、「渡良瀬エコビレッジ」です。

渡良瀬エコビレッジの活動は、衣・食・住を通して環境に負担を与えない持続可能な循環型社会の「やまずめぐる暮らし」を目指してスタートしました。
「やまずめぐる」とは「止まず巡る」。つまり、日本古来からある循環型の無駄のない生活のことです。

今年は、5月25日(土)に渡良瀬エコビレッジで和綿の種まきを実施しました。昨年からこの活動は新入社員研修のひとつとなっています。当日は、4月に入社したばかりの新入社員41名と先輩社員6名の合計47名が、服づくりの原点である「一粒の種をまくこと」の体験を通して、環境への理解を深めると共に、日本人が昔から持っていた循環型の生活の知恵を学びました。

和綿の種まきを経験した新入社員の感想の一部をご紹介します。

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原料の部分から多くの人の手によって大切につくられた生地を、その想いを背負って沢山の人に着てもらえる服に変えられるつくり手になりたいと思いました。そして、植えた和綿の種と共に私自身ももっと成長していきたいと思いました。

綿を育てる作業は簡単ではないとわかりました。服づくりに関わってくれている方々に感謝し、お客様に愛を込めて届けようと思います。

服がどのように作られ、誰の手を介し自分の手元まできたのかをこれから考えていこうと強く思った1日でした。

普段当たり前のように洋服を着て触れていますが、洋服への扱いを更に大切にしなければいけないととても感じました。

自分の手で種を蒔き、それが製品化されることを想像したことで、一着の服が出来るまでに長い時間が掛かり、大勢の人が関わることを実感できました。膨大な時間と労力が掛かっている「ほんとうにいいもの」をつくり、お客様へお届けするという仕事に対して、責任感と自信を新たにすることができました。

人間が利便性や効率性を追求した結果、図らずも生態系を破壊していることを再認識し、研修後は職場にお弁当や飲み物を持参して、ゴミをできるだけ出さない生活をするようになりました。持続可能な社会を実現するためには、その一員である個人が意識をもって生活することが大切だと考えています。体験することが、考え方や行動にも変化をもたらすという気づきも得ることができました。

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次回は7月に草取り・間引きの作業を行います。その時までに綿がどんな成長を見せてくれるのか楽しみです。

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