衣料回収活動

Clothing Collection Activities

三陽商会は、マテリアリティ「サーキュラーエコノミーへの取り組み」の一環として、お客さまが不用になった衣料を回収し、リユース・リサイクルにつなげる取り組みを行っています。

ファッション産業は、資源やエネルギーの使用、ライフサイクルの短命化などの観点から環境負荷が大きい産業と指摘され、国際的な課題となっており、環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションへの取り組みは近年拡大傾向にあります。

しかしながら日本では、環境省が実施した調査(※)によると、消費者が手放した後の衣料の66%が焼却・埋め立て処分され、リユース率は19%にとどまっていることなどから、国内での更なるリユースの推進が課題となっており、注目されています。

当社は2019年以降、リサイクルを前提とした衣料回収活動を行ってきました。2024年3月からスタートした新たな衣料回収活動では、再資源化の前に更に長く着用いただくことを目的として、リサイクルだけではなくリユースのための再販売にもつなげてまいります。

また、当社が再販売しない回収品のうち、品質表示のダウン率が50%以上の羽毛製品は、これまで通り「グリーンダウンプロジェクト」を通じて羽毛をリサイクルいたします。不用品が焼却処分される場合に比べてCO2削減に貢献でき、温暖化防止にもつながります。

三陽商会の衣料回収活動

SANYO RE: PROJECT

着なくなった三陽商会の衣料を集めています。

当社の3R(リデュース・リユース・リサイクル)活動の総称「SANYO RE: PROJECT(サンヨー・リ・プロジェクト)」において、リユースを前提とした新たな衣料回収活動がスタートしました。

三陽商会が製造した衣料品・一部雑貨製品を対象店舗にて回収いたします。回収品1点につき、当社運営の直営店並びに全国百貨店内の三陽商会ブランド各店舗でお使いいただける「サンヨー・メンバーシップポイント」を500ポイント進呈しております。

グリーンダウンプロジェクト

三陽商会では「グリーンダウンプロジェクト」に加入する企業として、「羽毛循環サイクル社会」の実現に寄与すべく一部店舗にて羽毛製品の回収を行っています。

引き取った衣料品の流れ

長くご愛用いただける良質な製品づくりを基盤に、循環型社会の実現に貢献する為、衣料回収活動に取り組んでいます。

お客さまがご愛用いただいた衣料品は、着用されなくなればその大半が焼却されてしまいます。当社がつくった、お客さまが不用になった衣料品・雑貨を店舗にてお引取りし、可能な限りリユース・リサイクルへつなげていきます。

リユース可能なアイテムについては、当社の一部直営店舗にて、新たなお客さまに対して再販売いたします。

当社が再販売しない回収品のうち、品質表示のダウン率が50%以上の羽毛製品は、「グリーンダウンプロジェクト」を通じて羽毛をリサイクルいたします。その他は、協業先を通じてリユース・リサイクル(繊維製品の素材/固形燃料等)されます。

衣料回収活動の流れ図