2008年秋冬 三陽商会の起源ブランド『SANYO』が生まれ変わります
~ 伝統あるコートとデザイナー"滝沢直己氏"のクリエイションが融合 ~
株式会社三陽商会(本社:東京都港区海岸1-2-20汐留ビルディング、代表取締役社長:杉浦昌彦)は、この度、株式会社NAOKI TAKIZAWA DESIGN(本社:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-61-8、代表取締役社長:滝沢直己)をビジネスパートナーとして迎え、創業四年目にブランドスタート以来六十二年の歴史を有する起源ブランド、紳士「SANYO」(当時、サンヨーレインコート)を2008年秋冬、世界に通じる企業ブランドへとリニューアルいたします。
パートナーとなる滝沢直己氏は1982年に株式会社三宅デザイン事務所に入社、1993年にメンズラインのデザイナーに就任され、1999年にはメンズ・レディス両ラインのデザイナーに就任以来、ファッション分野に留まらない活躍も目覚しく、2007年にはフランス文化省より芸術文化シュバリエ勲章を受章されています。
こうした、豊富な経験を持つ滝沢氏と共に取り組む新生「SANYO」コートは、ターゲット別に3つのライン(詳細は新生『 SANYO 』コート概要参照)で構成します。新たな世界観を象徴するコレクションラインでは、デザイナー、滝沢直己氏が100%手掛ける現代的で創造性溢れるコートをファッションに鋭敏な感性を持つ男性に提案いたします。セカンドラインでは、三陽商会が今日まで永年に亘り培ってきた技術力を背景に、コンテンポラリーでモダンなコートを滝沢氏監修のもとに提案。また、ベーシックラインとして、機能性とファッション性を兼ね備えたコストパフォーマンスに優れたコートを展開いたします。
当該商品の取り組み計画は、初年度である2008年秋冬においては伊勢丹新宿店メンズ館にて、コレクションラインとセカンドラインを先行販売、翌2009年秋冬には、コレクションラインを国内主力百貨店へ広げて行くと共に北米有力百貨店へもアプローチし、セカンドラインを国内における主力ラインへと位置づけてまいります。さらに、2010年に向けては、コレクションラインを20店舗へ拡大し、市場性の広がりが予測されるセカンドラインのシェア拡大を図ってまいります。
昨今の百貨店ビジネスコートを取り巻く環境は、気候、ライフスタイルを初め様々な要因により大きく変化しており、コート本来の持つ目的のみならず、ファッションアイテムとしての提案を図っていくことが急務とされていました。三陽商会は、滝沢氏の持つ高度なファッションセンスと、これまで培ってきた技術力を融合させることで、次世代に向けたスタイリッシュなコートアイテムを市場にご提案してまいります。
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ライン | コレクションライン |
セカンドライン |
ベーシックライン |
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コンセプト | 滝沢氏が渾身の力をこめた、緩やかで洗練されたオリジナリティ溢れるコート群。上質な素材と伝統的な手仕事をエレメントに、彼独自のコンストラクションを表現した現代的で創造性溢れる商品ライン。 | 三陽商会が永年培ってきたコートメイキングのノウハウやスキルを背景に、先端のマテリアルとカッティングを駆使。クラシックモダンの融合をコンセプトに、コレクションラインのエッセンスも加えながら滝沢氏の監修の下、マーケットへ提案する次世代型商品ライン。 | 消費者のライフスタイルに根ざした、機能性溢れるコストパフォーマンスに優れた商品ライン。 | ||||||||||||||||||||||||
ターゲット | ファッションに対し鋭敏な感性と強い興味を持ち、服を自己主張のツールと自認する男性。 | 自己のワードローブへのこだわりと物の善し悪しを選別できる視野を持った男性。 | トレンドにとらわれず、ウェアに『安心』『安定』『普遍性』を求める男性。 | ||||||||||||||||||||||||
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展開計画 | |||||||||||||||||||||||||||
2008年秋冬 | 伊勢丹新宿店メンズ館にて先行販売スタート。 |
シーズン最大90店舗にて展開予定。 | |||||||||||||||||||||||||
2009年秋冬 | 国内主力百貨店10店舗。 北米百貨店へアプローチ。 |
ブランドビジネスの中核を担うラインとして構成し全国展開。 | 店舗・エリアなどの特性を鑑みながらコンパクト化。 | ||||||||||||||||||||||||
2010年秋冬 | 国内主力百貨店20店舗。 北米に加え、アジア市場へ販路開始。 |
国内のみならず海外へ向けてのコアラインとして拡大展開。 | 補完性な商品ラインとして適正配置。 |
展開計画イメージ |
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コレクションラインのロゴマークについて |
ビジネスパートナーである滝沢直己氏が、新生「SANYO」をクリエイトするにあたり、弊社が作成した「SANYO DNA 三陽商会の60年史」の中から、"21世紀に向けて、ロゴマークを刷新"とした項目にある、1971年の二代目サンヨーコートのロゴマークと並列に社名の前に付いていた音符のような「雨だれマーク」に興味を持たれ、オリジナルをリモデルしたものです。同マークは、1967年に当社の新しいシンボルマークとして誕生したものでした。オリーブグリーンは一番外側に着る「コート」だからこそ、自然の色彩との同調をイメージされています。
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<コレクションライン ロゴマーク> |
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<セカンドライン ロゴマーク> |
滝沢 直己(たきざわ なおき) 略歴 |
1982 | 株式会社三宅デザイン事務所入社 | ![]() |
1983 | 「Plantation」のデザインを担当 | |
1989 | ISSEY MIYAKEコレクションラインのデザインチームに参加 | |
1993 | ISSEY MIYAKE MENのデザイナーに就任 | |
1995 | ウィリアム・フォーサイス率いるフランクフルトバレエ団の『EIDOS TELOS』の コスチュームをデザイン | |
1998 | 第16回毎日ファッション大賞受賞 | |
1999 | 『EIDOS TELOS』のコスチュームデザイナーとしてThe New York Dance and Performance Award (BESSIE AWARD)受賞 ISSEY MIYAKE (Men's & Women's)のデザイナーに就任 | |
2003 | パリ・カルティエ現代美術財団での展覧会『ヤノマミ:スピリット・オブ・ザ・フォレスト』 展に参加 | |
2004 | 金沢21世紀美術館のユニフォームをデザイン | |
2006 | 建築家ジャン・ヌーベルの提案により、パリの国立ケ・ブランリー美術館のカーテンをデザイン 株式会社NAOKI TAKIZAWA DESIGN設立 | |
2007 | 国立ケ・ブランリー美術館のカーテンデザインの仕事が認められ、フランス文化省
より芸術文化シュバリエ勲章を受章
ロンドンの日本料理レストラン「sake no hana」のユニフォームをデザイン 「NAOKI TAKIZAWA」コレクションをニューヨークにて発表 「千里リハビリテーション病院」の ユニフォームをデザイン |
以 上